水木しげる生誕100周年記念プロジェクト」の一環として製作される新作アニメ映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の公開日が、11月17日に決定。併せてティザービジュアルが解禁され、鬼太郎の父と水木がメインキャラクターであることが明らかとなった。

【写真】“鬼太郎の誕生”について隠された謎に迫るストーリー 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』第3弾ビジュアル

 本作は、「水木しげる生誕100周年記念プロジェクト」の一環として、2018〜20年に放送されたTVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースに映画化。“鬼太郎の誕生”、目玉おやじの秘密について迫るストーリーが描かれる。

 監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の古賀豪、脚本はテレビアニメ『マクロスF』などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた若手注目株の谷田部透湖が担当する。

 キャスト陣は、すでに発表されたテレビアニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)で鬼太郎を演じた沢城みゆき目玉おやじを演じた野沢雅子。さらに、3月5日に行われた「まんが王国とっとり 生誕101年 水木しげる生誕祭」にて、テレビアニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)でねずみ男を演じた古川登志夫の出演が発表された。

 解禁された谷田部透湖描き下ろしのティザービジュアルには、複数の地蔵の間に立つ、本作の主人公・着物姿の鬼太郎の父と、もう1人の主人公・歩兵銃を持ったスーツ姿の水木の姿がある。これまでのビジュアルで大人になった鬼太郎の姿ではないかと憶測を呼んでいたキャラクターが、実は鬼太郎の父であることが明かされた。目玉おやじとして長い間愛されてきた鬼太郎の父の別の姿に、本作で明かされるであろう鬼太郎の父の過去にさらに期待が高まる。

 一方、今回のビジュアルで初公開となったもう1人の主人公・水木。スーツ姿で一見サラリーマン風に見えるものの、日本軍が戦時中に使用していた三八式歩兵銃を肩に担いでおり、多くの謎を残している。そして、おなじみの黄色と黒のちゃんちゃんこ、下駄姿の目を見開いた鬼太郎の姿も。

 鬼太郎以外の、鬼太郎の父と水木、そして地蔵群は大量の返り血を浴びており、「原点にして最恐」のキャッチコピーとともに、歴代のシリーズの中で、最も恐い鬼太郎であると関係者が語る本作の続報が待たれる。

 アニメ映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、11月17日より劇場公開。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ティザービジュアル (C)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会