7⽉15⽇(⼟)・16⽇(⽇)・17⽇(⽉・祝)に、5年振りに静岡県掛川市・つま恋で開催される『ap bank fes '23 〜社会と暮らしと⾳楽と〜』の第⼆弾出演アーティストが発表された。

既に発表されているBank Bandに続き、Band Actとしてback numberMr.ChildrenBank Band with Great Artistsとして、アイナ・ジ・エンド⼩⽥和正、⻑屋晴⼦(緑⻩⾊社会)、真⼼ブラザーズの出演が決定した。

チケットの詳細情報についても発表され、5⽉中旬に先⾏販売スタートを予定しているとのこと。そのほかの情報はオフィシャルサイトを確認しよう。

また、開催に向けて、⼩林武史櫻井和寿からメッセージが到着した。

Message from ⼩林武史

改めて、という話かもしれないけど。

⾃分たちの利益や営みのためにやるのではなく、公のこととつながること、つまり⾃分以外の誰かのためを思っって始まったap bankであり ap bank fes。
作った当初の2003年は、環境破壊や気候変動などについての勉強会をやりながら、融資活動やそのための審査だけをやっていたんですね。
(2年後にその資⾦調達のために始まったのがap bank fesであり、Bank Bandなんです)

気がつけばap bankが出来て今年で20年。

20年前に予測した未来とはいろんな意味で違っていて、当時話し合っていた環境問題は、むしろ深刻さを増していて、その課題解決と⾔う意味では、相変わらずと思うところも多い。
2011年には東⽇本⼤震災があり(そこからReborn-Art Festivalが⽣まれたわけですが) 、2020年からの新型コロナウイルスがあり。

そしてこの夏、やっと有観客でap bank fesが⾏えることになり、初めてサブタイトルがつきました。

それが「社会と暮らしと⾳楽と」。

社会とは「公」であり、暮らしとは「私」だとも⾔い換えることができると思いますが、利他も利⼰がつながっているように、社会(⾃然や地球環境も含まれる)と僕たちの暮らし(それぞれの暮らし、というニュアンスが強いかもしれない)は、つながっている。

本当に困難なことが多い社会や暮らしだと思います。
だけど、それらをつなぐ場としてのap bankやap bank fesでありたい。

今年の3⽉末には、ap bankのすべてのきっかけを作ってくださった、坂本⿓⼀さんが他界されました。
ありがとうございました、と思う気持ちがあり、当時、坂本さんと話していた未来へのビジョンにどれだけ近づけたのか、⾄らなさと共に情けなく思うところもあります。

こんなことでいいのか、こんなはずじゃなかったのに、と思うことが多いけど、改めて気づきやきっかけが⽣まれると良いと思います。

収益のできるだけ良い使い⽅のために、新たに勉強会も始めています。「公」や「私」、「利⼰」と「利他」をつないでいく、場のあり⽅をこれからも探していきたいと思ってます。

そして、⾳楽が、⾳楽を楽しむことが、そこに⽣まれる分断を「間」をつないでいくんだと思っています。
そこにみんなに、それぞれに⽣まれる「特別な何かで」と共に。
ぜひ、今年の夏、⼀緒に「特別な何か」を作っていきましょう。

(これも気候変動のひとつかなと思うけれども、どれだけ猛暑になるのか予想が付かないところもあり、できるだけ遅めのスタートにしてみました。それでも体調に気をつけながら良いフェスにしたいです)

Message from 櫻井和寿

コロナが落ち着き、ap bank fesのホームグラウンドとも⾔える「つま恋」で、皆さんと歓喜の声を上げ歌えること、それを想像するだけで⼼が熱くなり、叫びたくなるような気持ちです。

ですが、改めてお伝えさせてください。
ap bank fesの興⾏における収益は、「私たちをとりまく環境」に対し、問題意識を持ち、前向きに、誠実に、取り組むプロジェクトの資⾦にあてられます。

⾳楽を思い切り楽しんで
それが誰かの
何かの⼒になる

そのハッピーの循環こそがap bank fesなのだと、いま⼀度皆さんに、
そして⾃分に指差し確認するような気持ちでいます。

社会と暮らしと⾳楽と

これがap bank fes。
是⾮、遊びに来て下さい。
⼀緒にこのfesを楽しみましょう!

ap bank fes '23 〜社会と暮らしと⾳楽と〜