パリ・サンジェルマン(PSG)を保有するカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)は、マンチェスター・シティのモデルを目指すようだ。スペイン『アス』が伝えた。
2011年、カタール投資庁の子会社であるQSIがPSGを買収。これにより世界でも有数の資金を持つクラブとなると、ビッグネームを毎年のように引き入れていく。
その結果、買収後はリーグ・アンで4連覇を含む8度の優勝を経験。国内のカップ戦であるクープ・ドゥ・フランスで6度、クープ・ドゥ・ラ・リーグでも6度の優勝を経験している。
現在は“MNM”と称される、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペの3トップを擁するなど、多くのスター選手を抱えるクラブだが、悲願であるチャンピオンズリーグ(CL)制覇にはまだ手が届いていない。
そのPSGを世界規模のクラブにするため、QSIはシティを保有するシティ・フットボール・グループ(CFG)のモデルを真似たいと考えているとのこと。傘下に複数のクラブを保有し、世界的なネットワークを確立し、若者の成長を促していきたいようだ。
CFGは、シティを始め、ニューヨーク・シティFC、メルボルン・シティ、横浜F・マリノス、ジローナ、ロンメルSK、パレルモ、トロワなどを保有。まだアフリカのクラブはないが、それ以外の5大陸でクラブを保有していることとなる。
すでにQSIは2022年にポルトガルのブラガの株式30%を取得。PSGに次ぐ2番目の投資クラブとなった。これにより、PSGとポルトガルのつながりが強くなり、ユースの選手らがポルトガルにレンタルされやすくなっている。
さらに、3つ目のクラブとして、スペインのマラガの買収を考えているとのこと。ただ、多くの問題を抱えているマラガへの投資は簡単にはいかない様子。特に、クラブの50.3%の株式を保有するアブドゥラ・ビン・ナセル・アル・タニ氏は懐疑的な見方をしているようだ。
まだまだスタートしたばかりの計画ではあるが、いずれはCFGに並ぶフットボール・グループになるのか。かく言うシティも悲願のCL制覇はまだできていない状況。ただ、今シーズンその栄光を掴めば、QISの動きはさらに加速することになりそうだ。
準決勝はレアル・マドリーvsマン・シティ、インテルvsミラン
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