ジャニーズ事務所創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏が所属タレントに性加害を行っていたとされる問題で、TBSの情報番組「サンデーモーニング(サンモニ)」が23日の放送にて、ジャニーズ事務所の元所属タレントが「ジャニー氏から性被害を受けていた」と告発した問題を紹介した。

 この問題について、コメンテーターを務めていたジャーナリストの青木理氏は、「こうした勇気ある告発にどう向き合うかは、日本社会全体が問われる課題なんだと肝に銘じなければいけない」と指摘した。

 もともと、この問題は英の公共放送BBCが特番を放送し、4月12日、元ジャニーズJr.でミュージシャンのカウアン・オカモトが日本外国特派員協会で記者会見。

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 その模様を複数のメディアが報じたことから、もはやジャニーズもスルーできなくなり、関係先に藤島ジュリーK.社長名義の「釈明文書」を送っていたことが21日に発覚。

 この件を東京新聞朝日新聞などの新聞社や通信社が、翌22日になると、NHK、テレビ朝日、日本テレビなどのテレビ局も、このニュースを報道したのだ。

 「さすがに、報道機関なので、各局ともスルーしておくことはできなかったようだ。とはいえ、『サンモニ』のようにコメンテーターが踏み込んだコメントをすることはなかった。『サンモニ』はMC・関口宏の〝老害ぶり〟が批判を浴びているが視聴者からは称賛の声があがっている」(テレビ局関係者)

 ジャニー氏の性被害告発に先駆け、昨年の春ごろは園子温監督、俳優で映画監督の榊英雄、俳優の木下ほうからの性被害を女優たちが各メディアで告発。映画界のとんでもない実態が明らかになったが、この流れは止まらないようだ。

 「そろそろ、徐々に枕営業など芸能界の〝闇〟も暴かれることになるだろう。事務所ぐるみでそういうことを推奨しているところもあるし、恩恵を受けたテレビ各局の局員は戦々恐々なのでは」(芸能記者)

 そうなったらまたまた大騒ぎになりそうだ。

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