Jリーグ史上初の偉業を達成した女性審判員3名が感想をコメントした。

29日、明治安田生命J1リーグ第10節の横浜F・マリノスvs名古屋グランパスの一戦。首位を追いかける両チームのビッグマッチを担当したのは、山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審の3名だった。

女性審判がそれぞれリーグ戦を担当することはこれまでもあったが、3名が揃って試合を裁いたのは今回が初。Jリーグ30年の歴史でも史上初の出来事となった。

日本サッカー協会(JFA)は、試合後の3名のコメントを伝えている。

◆山下良美主審
「本日、明治安田生命J1リーグのフィールドに3人で立つことができたことを、心より感謝いたします」

◆坊薗真琴副審
「このような機会をいただき、感謝の思いでいっぱいです。Jリーグが持つあらゆる可能性がさらに広がることを願っております」

手代木直美副審
「このような機会をいただけたことを光栄に思います。全ての方から信頼をしていただけるよう今後も努力し、技術を向上させていきます」

なお、試合は41分にアウェイの名古屋が森下龍矢のゴールで先制。追いかける横浜FMは、72分に喜田拓也のゴールで追いつき、1-1の引き分けに終わった。

3名の審判員は、今年7月に行われるオーストラリアニュージーランド女子ワールドカップにも参加。W杯の舞台でも試合を担当することとなる。

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