米コネチカット州で複数のクマがトランポリンで遊んでいる様子が目撃され、その動画がSNSに公開されて話題を呼んでいる。母グマが見守る中、4頭の子グマがジャンプしたり取っ組み合いをする様子に、「一日中この動画を見ていられるよ」などと愛らしいクマの親子に心を奪われた人が続出しているようだ。米ニュースメディア『FOX 35 Orlando』などが伝えた。

注目の動画は、米コネチカット州ユニオンビル在住のオリヴィアジェルマーノさん(Olivia Germano)が今月7日、自身のFacebookアカウントに投稿したものだ。映像には比較的体格の小さいクマが4頭と、大きな体つきをした1頭のクマが映っており、一家でオリヴィアさん宅の庭に遊びに来たようだ。子グマたちは個性豊かで、2頭はトランポリンの上で取っ組み合い、1頭は横になっている母グマのそばで一緒にリラックスし、そして最後の子グマは地面から母グマにちょっかいを出している。

あまりにも平和で微笑ましいこの動画は瞬く間に拡散され、各メディアでも取り上げられるなど注目を集めた。動画を見た人たちは、「子グマたちにとってはディズニーランドみたいなものなんだろうな」「人間でもクマでも、子どもであることに変わらないね」「なんて楽しそうで可愛い光景なの」「一日中この動画を見ていられる」「やっぱり自然は素晴らしい」などクマ親子の様子に釘付けとなっていた。

撮影者のオリヴィアさんの庭には、ほとんど毎日クマが訪れていると言い、「クマたちはトランポリンが大好きなんです。ジャンプして、遊びながらケンカもして、見ていて面白いですよ。母グマはその様子を寝そべって見守っているんです」とオリヴィアさんはその様子を観察して楽しんでいる。オリヴィアさんにも13~36歳の子どもが5人いるので、クマの一家を見ていると自身や他の人の家族が午後のひと時を過ごす様子を思い出すという。

「私たちとクマは似ているということを、思い出させてくれます。私が自分の赤ちゃんを守るのと同じように、母グマも子グマを守ります。母グマが子グマの遊んでいる様子を見守るのと同じように、私も子どもたちが遊ぶ様子を見守っているのです。」

これまで何年にもわたってクマたちの訪問を受けているオリヴィアさんは、クマたちを自分の家族の一員として考えているという。クマたちを追い返すことはせずに庭を共有しているが、クマが現れたらすぐ家の中に入るそうだ。子どもたちに手がかからなくなり、自分の時間が増えたオリヴィアさんは、安全な場所からクマたちを観察しつつ、小説の執筆活動を始めた。10代の頃に共産圏だったポーランドを脱してアメリカで数年ぶりに父親と再会したオリヴィアさんは、英語も分からないまま高校に入学したという自身の体験などを本にしている。その他にも自身が住むユニオンビルにまつわる民話や怪談も書き下ろしており、現在はオリヴィアさんが16歳の時に強制収容所へ連れていかれた叔母について執筆しているという。

オリヴィアさんは、野生のクマを観察しながら「母グマが何を考えているかについて思いを巡らせています。子どもたちを眺めてリラックスする。私たちも同じことをしますからね。私たちは時々、不安を口には出さずに自分の中にだけ留めておきますが、きっと母グマも同じように心配事を抱えていると思いますね」と明かしている。

画像は『Olivia Germano 2023年4月7日付Facebook「Another visit.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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