マーベル・スタジオの劇場公開最新作となる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』(5月3日公開)。本作のワールドプレミアが日本時間4月28日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。ジェームズ・ガン監督やピーター・クイル/スター・ロード役のクリス・プラットを筆頭に、超豪華メンバーが大集結を果たした。

【写真を見る】クリス・プラットら豪華キャスト陣が熱狂的なファンに熱烈サービス!

アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)でアベンジャーズの一員として世界を救った銀河一の落ちこぼれチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のラストバトルが描かれる本作。サノスを倒して世界を救ったものの、最愛の恋人がモーラを失ったショックから立ち直れないピーター・クイルと仲間たち。そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り替えようとする恐るべき最凶の敵“ハイ・エボリューショナリー”が現れ、ロケットに命の危機が迫る。

最後の“お祭り騒ぎ”が描かれる本作にふさわしく、DJブースのようなステージが設置された会場には、主人公のピーター・クイルやがモーラネビュラ、マンティスといったシリーズの主要キャラクターたちはもちろん、本作で初登場となる全身が金色に輝くアダム・ウォーロックなど、再現度の高いコスプレをしたファンが大勢集結。プレミアイベントの開始前から熱い熱気に包まれていた。

そこへ姿を現したのは、プラットとネビュラ役のカレン・ギラン、ロケットの声を担当したブラッドリー・クーパーやグルートの声を担当したヴィン・ディーゼルエスパー・マンティス役のポム・クレメンティエフといったシリーズおなじみのキャスト陣。また、クラグリン役のショーン・ガンに、コスモの声を担当したマリア・バカローヴァ、ハイ・エボリューショナリー役のチュクーディ・イウジに、アダム・ウォーロック役のウィル・ポールター。

さらにガン監督やマーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギに、エリザベス・デビッキ、ダニエラ・メルシオール、ソーチー・ゴメスらの姿も。レッドカーペットならぬパープルカーペットに登場したスタッフ&キャスト陣は、ファンとの写真撮影やサインに応じるなどサービス精神旺盛。その後行われたプレミアでは、シリーズ1作目で使用された「Hooled On a Feeling」が流れるなかキャスト陣がステージに登壇する粋な演出で会場を沸かせた。

日本では全米公開よりも2日早く公開される本作。ガーディアンズの面々が繰り広げるアクション&ユーモア、そして感動に期待したい!

<コメント>

●ジェームズ・ガン監督

・日本のファンへのメッセージ

「日本のガーディアンズファンは最高です!最初の映画が公開されて以来、何度も日本に行っているので、みんなに映画を観てもらうのが楽しみで仕方ないです。世界でも特に好きな場所が、東京と京都なんだ!」

・シリーズ最終章までの道のりについて

「12年前からこの映画を作り始め、脚本を書き、監督をし、作品を完成させました。だから、これは私の人生の大部分を占めている。そして、みんなが愛してくれるような3作目の映画ができたことを本当に誇りに思う。そして、この映画をより多くの人に観てもらうのが待ち遠しいです」

・長年作品を共に作り上げてきたキャストたちについて

クリス・プラットは、いまでは私の親友の一人です。彼は私の結婚パーティーのメンバーだったんだ。昨年結婚したんだけど、彼は素敵なスピーチをしてくれました。いつも話しているけど、ポムも大好きで、ゾーイも本当に親しい友人になった。映画が終わって一番悲しいのは、毎日全員と一緒にいられないことです」

・パリプレミアでの大絶賛を受けて感じた本作の魅力について

「そういうこと(パリで絶賛されたこと)も含めて、ガーディアンズの映画のなかで最もエモーショナルな作品になったと思う。本当に、変わり者で、仲間はずれで、自分の居場所がないようなキャラクターたちが、すべてをひとつにしてくれる物語なんだと思います」

クリス・プラット

・日本のファンへのメッセージ

「日本のファンのみなさん!君たちのことを本当に愛しています。君たちのために作った本作を、早く観てもらいたくて待ち切れないです!本作の感想を、ぜひ聞かせてほしい!みんなのことを愛しています」

・ワールドプレミアについて

「この日のことをどんなに長く待ち望んでいたか。映画のすべてを観るのは、今日が初めてなんです。わざわざこの日のために、家族に囲まれてロサンゼルスのドルビー・シアターでの試写で作品を観られるように、ここまで作品全体を観ないようにしてきた。今日は家族もここに駆けてつけてくれました。この日のために、これまでの努力があったということ、これで報われる。だから、今夜は僕たちのためのお祝い。ここに集まってくれた友人たち、コスプレをしてくれている人たちもいるし、その人たちの興奮まで感じることができる。ここまで世界中を飛び回ってきました。そして世界中で、人々がこの映画のために胸を躍らせてくれていることを、僕は知っています」

・シリーズの最終章がついに公開となることについて

「10年ですよ。このとんでもなくすばらしい旅の最終章となってしまった。それでもページは先に進まないといけない。本当の意味で、ある一時代の終わり、ということです」

ブラッドリー・クーパ

・最終章を迎えることについての思い

「こんなに時が経ってしまったなんて信じられません。さっきもみんなで、もうそんなに長い年月が経っていたんだなって話していました。ジェームズ・ガン監督と、このキャラクターをどうやって演じようかと話したのはついこの間だと感じていたのに、もう最後の時を迎えるなんて。時間の流れというのはかくも不思議なものなんだなって。ええ、ここまでとても楽しかった、すばらしい体験でした。ロケットのこともすごく僕は気に入っていたし。ロケットを演じることは自分にとってもとても特別なことで、この世界の一部になることも、このチームの一員でいることも、自分にとっては特別のことだった。それこそがロケットだし、そしてこの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』最終章で、ロケットの物語に焦点を当てることが出来たのは、とてもすばらしいことで、それを僕が助けることができたことが、自分にとっては特別な意味をもつことなのです」

・監督について

「ジェームズ・ガン監督が、この家族のあり方や動きを何度も何度も、新しくて、新鮮な方法で語ることができたこと、そしてその語り口。そのなかで、登場人物たちみんなが、相互に絡み合い、時を共にし、あんなかたちで共に生きたことが、唯一無二の存在であり、とても楽しくて、ドラマチックで、彼はただただすばらしい物語の紡ぎ手(ストーリーテラー)です」

ウィル・ポールター

・日本のファンへのメッセージ

「この作品、また多くの映画作品を支えてくださって、本当に感謝します。私は幸運にも、この作品で役を任されることになりました。日本には行ったことがないので、ぜひ行ってみたいと思っています。日本の文化も、私が知っている限りのところですが、大好きなんです。すぐにでも出かけていきたい気分です」

マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

「そんなことがあるかと思うだろうけれど、家族や友人の多くは、僕なんかよりずっと驚いていました。僕自身はマーベル・シネマティック・ユニバースの一員になれたことにとても感謝している。特にこの、アダム・ウォーロックというキャラクターを演じることになったのは、僕自身がそのキャラクターを大事なものであると思っていたし、役を演じる心理の上でもとても興味深い役だったから、そういう役を任されたことに感謝しています」

●カレン・ギラン

・日本のファンへのメッセージ

「日本のファンの皆さん、こんにちは!皆さんをとても愛しています。映画を楽しんでもらえたらうれしいです」

・長年作品を共に作り上げてきたキャストたちについて

「同級生のみんなと会えなくなるのは、本当につらいことです。かれこれ10年来の付き合いで、一緒に仕事をしているから、本当に家族のような感じ。みんなとても素敵で、みんな大好きだから、お別れを考えるのはとても辛いことです」

●ポム・クレメンティエフ

・日本のファンへのメッセージ

「日本公開日の5月3日は私の誕生日でもあります!日本のファンの皆さん、早く映画を観てほしいです。きっとすごいことになります。ティッシュを持って行ってください。とても感情的だけど、とてもおもしろいし、アクションもたくさんある。マンティスは日本の皆さんを愛しています」

●チュクーディ・イウジ

・本作の魅力について

「この映画を一言で表すとしたら『忘れられない映画』です。前2作が好きなら、この映画はもっと次のレベルへと導いてくれる。大笑いすること間違いなし!大笑いもするし、大泣きもするし、アクションも別次元!観た人はきっと気に入るはずです!」

マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

「周りの人は信じていませんでした。私の喜びのほとんどは、彼らの反応を見ているときだった。家族、友人、チーム、経営陣など、この旅で一緒に過ごしてきた人たち全員が、今回の出演をとても喜んでくれて、私はほとんどなにも感じることなく、彼らの気持ちに身を任せていた。私はただ、彼らからそれを吸収したのです」

ショーン・ガン

・シリーズの最終章がついに公開となることについて

「この映画を観客のみなさんと共有できることに、とても興奮しています。そしてこの映画で一緒に働いてきた人たちを特徴づけているのは、私たちが本当に(作品を)気にかけているということだと思います。私たちは本当にすばらしい物語を作りたいと思っている。そして皆、同じ考えを持っている。そのために皆で協力し合う。人々がこの作品を気に入ってくれることを願っています。ベストを尽くした結果がここにありますから」

・本作の魅力について

「この映画にはいくつかのサプライズがあります。ロケットの過去を掘り下げ、インフィニティサーガの出来事以降、ガーディアンズにとって様々な事が混乱してしまっているから、それを観てもらうのがとても楽しみです」

●マリア・バカローヴァ

・日本のファンへのメッセージ

「日本の皆さん、こんにちは!皆さんがこの映画を観るのを楽しみにしています。楽しんでもらえたらうれしいです。この映画のなかにいる私たち全員の愛を感じながら、そして少し泣く覚悟で、この映画を観てほしい。そして同時に、あなたを笑顔にし、希望を持たせてくれることでしょう。でも感情的に、精神的に一緒になって、この作品の最終章だから、すべてを祝福しましょう。もしかしたら、またなにかあるかもしれないけれど」

マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

「私の友人も家族も、みんなマーベルの大ファンだから、みんなとても興奮していました。私もMCUの大ファンで、特に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、私がMCUを好きになるきっかけとなった最初の映画。だから、私の周りの人たちはみんな、興奮しっぱなし。いま起こっていることにとても感謝しています」

文/久保田 和馬

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』のワールドプレミアがロサンゼルスで開催!/[c]Marvel Studios 2023