東克樹

30日、バンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ横浜DeNAベイスターズの5回戦は、中日先発・高橋宏斗DeNA先発・東克樹の息詰まる投げ合いに。5回表、1死満塁のチャンスに4番・牧秀悟が2点適時打を放ち、DeNAが2-0で勝利。7連勝を決めた。


■東が完全復活で貯金9

4月は単独首位でスタートダッシュに成功したDeNA。これで貯金は9に。また、先発・東は、4安打完封で黒星なしの3勝目。2塁を踏ませない好投で、球数はわずか97球だった。

2020年に左肘のトミージョン手術を受けた後、2021年に復帰して1勝、翌年も不調が続き1勝どまりだったが、今年は完全復活を見せている。


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■「マダックス」とは?

東の劇的な完封劇で、SNSにはDeNA勝利の際に通例となっている「横浜優勝」のハッシュタグがあふれているが、その中に「マダックス」という言葉も。どのような意味があるのだろうか。

この言葉の由来となったのは、MLBアトランタ・ブレーブスなどで活躍し、米野球殿堂にも選出されているグレッグ・マダックス氏。メジャー通算355勝(227敗)、サイ・ヤング賞に4回選ばれ、ゴールドグラブ賞も18回獲得した。

ダックスメジャーデビューしたシカゴ・カブスと11シーズン在籍したブレーブスは、彼の背番号「31」を永久欠番にしている。


■自身は13回達成

ダックスの凄さは、「精密機械」と呼ばれた抜群の制球力にある。決して球が速い投手ではなかったが、打たせて取るスタイルで四死球も少なく、効率的にアウトの山を築いた。

そのため、メジャーリーグでは「100球未満での完封」が彼にちなんで「マダックス」と呼ばれることに。なお、マダックス自身は23シーズンの現役生活で13度マダックスを達成している。

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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

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