日本時間の4月28日(金)に、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにてワールドプレミアが開催された。DJブースのようなステージが中央に設置された会場には、主人公ピーター・クイルやガモーラネビュラ、マンティスといったシリーズの主要キャラクターたちはもちろん、本作で初登場となる全身が金色に輝くアダム・ウォーロックなど、再現度が高い、本格コスプレをした大勢のファンが詰めかけた。

【写真】「ガーディアンズ」キャスト&スタッフが集結

シリーズ最新作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」が、全米公開5月5日(金)に先駆け、5月3日(水)より日本公開される。

ピーター・クイル、クリス・プラットなど大勢のキャストが集結しファンと映画を盛り上げる

熱気あふれる会場に登場したのは「ガーディアンズ」キャストとスタッフ。愛する人を失い傷心中の「ガーディアンズ」のリーダー、ピーター・クイル、スター・ロード役のクリス・プラット。本作でその過去が明らかとなり物語の鍵を握る、銀河凶一暴なアライグマロケットの声を担当したブラッドリー・クーパー。樹木型ヒューマノイド・グルートの声を担当したヴィン・ディーゼル。父サノスによって改造された“こじらせ系”暗殺者ネビュラ役のカレン・ギラン。身体に触れただけで心が読める天然系エスパー・マンティス役のポム・クレメンティエフと、シリーズおなじみの主要キャストが勢ぞろいした。

また、クラグリン役のショーン・ガンやコスモの声を担当したマリア・バカローヴァ、本作でガーディアンズの前に立ちはだかる最凶の敵として初登場するハイ・エボリューショナリー役のチュクーディ・イウジ、黄金に輝く身体をもつ謎の男アダム・ウォーロック役のウィル・ポールターらが集結。

さらに、シリーズ全作品の監督を務めてきたジェームズ・ガン、マーベル・スタジオ社長もレッドカーペットならぬ、本作をイメージしたパープルカーペットに登場。そして、エリザベス・デビッキ、ダニエラ・メルシオール、ソーチー・ゴメスらも登場し、ファンとの写真撮影やサインに応じた。

その後行われたプレミアでは、シリーズ1作目で使用された「Hooled On a Feeling」が流れる中キャストたちが姿を表すというファンにはたまらない粋な演出で、会場の熱気も急上昇。キャスト、監督が一堂に集結し、LAが瞬く間にして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」一色の世界へと変貌した。

■ジェームズ・ガン監督よりメッセージ

――日本のファンへのメッセージ

日本のガーディアンズファンは最高です!最初の映画が公開されて以来、何度も日本に行っているので、みんなに映画を見てもらうのが楽しみで仕方ないよ。世界でも特に好きな場所が、東京と京都なんだ!

――シリーズ最終章までの道のりについて

12年前からこの映画を作り始め、脚本を書き、監督をし、作品を完成させたんだ。だから、これは私の人生の大部分を占めている。そして、みんなが愛してくれるような3作目の映画ができたことを本当に誇りに思う。そして、この映画をより多くの人に見てもらうのが待ち遠しいです。

――長年作品を共に作り上げてきたキャストたちについて

クリス・プラットは、今では私の親友の一人です。彼は私の結婚パーティーのメンバーだったんだ。昨年結婚したんだけど、彼は素敵なスピーチをしてくれたよ。いつも話しているけど、ポムも大好きで、ゾーイも本当に親しい友人になった。映画が終わって一番悲しいのは、毎日全員と一緒にいられないことだよ。

――パリプレミアでの大絶賛を受けて感じた本作の魅力について

パリで絶賛されたことも含めて、ガーディアンズの映画の中で最もエモーショナルな作品になったと思う。本当に、変わり者で、仲間はずれで、自分の居場所がないようなキャラクターたちが、すべてをひとつにしてくれる物語なんだと思います。

クリス・プラットよりメッセージ

――日本のファンへのメッセージ

日本のファンのみなさん!君たちのことを本当に愛しているよ。君たちのために作った本作を、早く見てもらいたくて待ち切れないさ!本作の感想を、ぜひ聞かせてほしいな。みんなのことを愛しているよ。

――ワールドプレミアについて

この日のことをどんなに長く待ち望んでいたか。映画のすべてを観るのは、今日が初めてなんだ。わざわざ、この日のために、家族に囲まれて、ロサンゼルスのドルビー・シアターでの試写で作品を観られるように、ここまで作品全体を見ないようにしてきた。今日は家族もここに駆けてつけてくれたしね。この日のために、これまでの努力があったということ、これで報われる。だから、今夜は僕たちのためのお祝い。ここに集まってくれた友人たち、コスプレをしてくれている人たちもいるし、その人たちの興奮まで感じることができる。ここまで世界中を飛び回ってきたんだ。そして世界中で、人々がこの映画のために胸を躍らせてくれていることを、僕は知っているよ。

――シリーズの最終章がついに公開となることについて

10年だよ。このとんでもなくすばらしい旅の最終章となってしまったわけだ。それでもページは先に進まないといけない。本当の意味で、ある一時代の終わり、ということだよね。

ブラッドリー・クーパーよりメッセージ

――最終章を迎えることについての思い

こんなに時が経ってしまったなんて信じられない。さっきもみんなで、もうそんなに長い年月が経っていたんだなって話していたんだ。ジェームズ・ガン監督と、このキャラクターをどうやって演じようかと話したのはついこの間だと感じていたのに、もう最後の時を迎えるなんてね。時間の流れというのはかくも不思議なものなんだなって。ここまでとても楽しかった、すばらしい体験だったよ。ロケットのこともすごく僕は気に入っていたし。ロケットを演じることは自分にとってもとても特別なことで、この世界の一部になることも、このチームの一員でいることも、特別なことだった。それこそがロケットだし、そしてこの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最終章で、ロケットの物語に焦点を当てることが出来たのは、とてもすばらしいことで、それを僕が助けることができた。自分にとっては特別な意味をもつことなんだ。

――監督について

ジェームズ・ガン監督が、この家族のあり方や動きを何度も何度も、新しくて、新鮮な方法で語ることができたこと、そしてその語り口。その中で、登場人物たちみんなが、相互に絡み合い、時を共にし、あんな形で共に生きたことが、唯一無二の存在であり、とても楽しくて、ドラマチックで、彼はただただ素晴らしい物語の紡ぎ手だよ。

■カレン・ギランよりメッセージ

――日本のファンへのメッセージ

この作品、また多くの映画作品を支えてくださって、本当に感謝します。私は幸運にも、この作品で役を任されることになりました。日本には行ったことがないので、ぜひ行ってみたいと思っています。日本の文化も、私が知っている限りのところですが、大好きなんです。すぐにでも出かけていきたい気分です。

――マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

そんなことがあるかと思うだろうけれど、家族や友人の多くは、僕なんかよりずっと驚いていたよ。僕自身はマーベル・シネマティック・ユニバースの一員になれたことにとても感謝している。特にこの、アダム・ウォーロックというキャラクターを演じることになったのは、そのキャラクターを大事なものであると思っていたし、役を演じる心理の上でもとても興味深い役だったから、そういう役を任されたことに感謝しているよ。

■ポム・クレメンティエフよりメッセージ

――日本のファンへのメッセージ

日本公開日は私の誕生日でもあるの!日本のファンの皆さん、早く映画を観てほしいです。きっとすごいことになりますよ。ティッシュを持って来てね。とても感情的だけど、とても面白いし、アクションもたくさんあるよ。マンティスは日本の皆さんを愛しています。

■チュクーディ・イウジよりメッセージ

――本作の魅力について

この映画をひとことで表すとしたら「忘れられない映画」かな。前2作が好きなら、この映画はもっと次のレベルへと導いてくれる。大笑いすること間違いなし!大笑いもするし、大泣きもするし、アクションも別次元だ!観た人はきっと気に入るはずだよ。

――マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

周りの人は信じてなかったよ。私の喜びのほとんどは、彼らの反応を見ているときだった。家族、友人、チーム、経営陣など、この旅で一緒に過ごしてきた人たち全員が、今回の出演をとても喜んでくれて、私はほとんど何も感じることなく、彼らの気持ちに身を任せていた。私はただ、彼らからそれを吸収したんだ。

ショーン・ガンよりメッセージ

――シリーズの最終章がついに公開となることについて

この映画を観客のみなさんと共有できることに、とても興奮してるよ。そしてこの映画で一緒に働いてきた人たちを特徴づけているのは、私たちが本当に作品を気にかけているということだと思う。私たちは本当に素晴らしい物語を作りたいと思っている。そして皆、同じ考えを持っているんだ。そのために皆で協力し合う。人々がこの作品を気に入ってくれることを願っています。ベストを尽くした結果がここにあるんだからね。

――本作の魅力について

この映画にはいくつかのサプライズがあるんだ。ロケットの過去を掘り下げるし、インフィニティサーガの出来事以降、ガーディアンズにとって様々な事が混乱してしまっているから、それを見てもらうのがとても楽しみだよ

■マリア・バカローヴァよりメッセージ

――日本のファンへのメッセージ

日本の皆さん、こんにちは!皆さんがこの映画を見るのを楽しみにしています。楽しんでもらえたらいいな。この映画の中にいる私たち全員の愛を感じながら、そして少し泣く覚悟で、この映画を観てほしい。そして同時に、あなたを笑顔にし、希望を持たせてくれることでしょう。でも、感情的に、精神的に一緒になって、この作品の最終章だから、すべてを祝福しよう。もしかしたら、また何かあるかもしれないけど。

――マーベル作品の一員となったことへの周りの反響について

私の友人も家族も、みんなマーベルの大ファンだから、みんなとても興奮しているわ。私もMCUの大ファンで、特に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、私がMCUを好きになるきっかけとなった最初の映画。だから、私の周りの人たちはみんな、興奮しっぱなしなの。今起こっていることに感謝しているわ。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」ワールドプレミアイベント/(C)2023 Marvem