学習管理アプリなどを運営するスタディプラス(東京都千代田区)の「Studyplusトレンド研究所」が「学校のルールについての意識調査」を実施。その結果を発表しています。

「Studyplusトレンド研究所」は、若者の学校生活や学習・受験、好きなアーティスト、消費行動といった側面まで、新たな時代の「トレンド」を調べる研究所。今回の調査は、1月23日2月10日にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」を利用している中学1年生から高校3年生までの5697人と、高等学校の教員209人を対象に、FAXやインターネットなどで行われました。

 校則についての調査では、「黒染めの義務化」「地毛証明書の提出」「特定の髪型(ツーブロック・パーマなど)の禁止」「下着の色などの指定」「メイク禁止」「学校指定以外のバッグ・サブバッグの使用禁止」「アルバイトの禁止」の中で、「自分の通う学校にある校則(近いものを含む)」にチェックを入れるアンケートを実施。

 中学では、「メイク禁止」が70.0%と最も多高く、続いて57.0%の「特定の髪型の禁止」、33.4%の「黒染めの義務化」という順番でした。高校では74.2%の「アルバイトの禁止」がトップで、次いで67.7%の「メイク禁止」、48.7%の「特定の髪型の禁止」という順でした。

ブラック校則”として話題になる「地毛証明書の提出」は中学が10.1%、高校が25.5%、「下着の色などの指定」は中学が25.3%、高校が11.1%と、いまだに2割あることも分かりました。

 また、「制服・部活動のルールのほかに、これはおかしい!と思うような校則があれば教えてください」という質問をしたところ、3位は「「持ち物の色指定(靴下・カーディガン・セーターなど)」で67票(高校=32、中学=35)、2位は「スマホの禁止」で159票(高校=138、中学=21)、1位は「服装指定・身だしなみ(ジャージ登校・スカートの長さ)」で177票(高校=95、中学=82)という結果でした。

 その他、少数意見として「腕時計禁止」「腕まくり禁止」「マフラーは原則白黒等のみ」「白のスニーカーのみ」「日焼け止め禁止」「髪の長さ(両肩より上)」「カラオケ、映画館禁止」「麻雀禁止」「男女2人きりで勉強してはいけない」「漫画が没収されると売られてしまう」といった校則が寄せられたということです。

オトナンサー編集部

「学校のルールについての意識調査」の結果は?