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 年の差結婚をするカップルは注目されることが多いが、ブラジルで65歳になる市長が16歳になったばかりの少女と結婚し、7番目の妻として迎えたニュースは、地元で物議をかもした。

 この結婚の少し前に、少女の母親が市の文化観光長官に任命されていることから、少女は市長への「賄賂」ではないのかという非難の声が寄せられており、現在検察庁が調査をしているという。

【画像】 65歳の市長が16歳の少女と結婚

Prefeito de 65 anos se casa com adolescente de 16 e nomeia sogra secretaria no Parana

 ブラジル南部パラナ州の自治体、アラウカリア市のヒッサム・フセイン・デハイニ市長(65歳)は、16人の子供を持ち、これまでに6人の女性との結婚歴がある。

 しかし4月15日に、7番目の妻となるカウアネ・ローデさんと再婚した。

 カウアネさんは、14日に16歳になったばかりの高校生で、昨年ミス・アラウカリア・コンテストティーン部門(15~17歳の女子)に出場して準優勝した経験を持つ美人だ。

母親が役職を得るために娘を差し出した可能性も

 年の差49歳。それだけでも注目されがちだが、この2人の結婚については、地元から多くの非難の声が寄せられている。

 というのも、この結婚の数日前に、市長がカウアネさんの母親マリリーン・ローデさん(36歳)を、市のトップポストである文化観光長官に指名していたのだ。

 カウアネさんの叔母エリザジェラ・ローデさんも、2022 年 10 月から市の計画担当秘書として働いていて、マリリーンさんも以前は市の教育局長を務めていた。

 だが今回、新しい役職に就いたことで、マリリーンさんは 1,500ドル(約20万円)の昇給を獲得したそうだ。

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image credit: youtube

 ブラジルの法律によると、16 歳以上の未成年者は、両親の承認を得た場合にのみ合法的に結婚することができるという。

 4 月 13 日に、マリリーンさんが地方自治体の高給の地位に任命されたタイミングからして、15日の市長とカウアネさんの結婚を多くの人は特別の便宜を計ってもらうための「賄賂」と見たようだ。

 ブラジルのメディア「G1」 によると、マリリーンさんは、2021 年 8 月 9 日からアラカウリア市の秘書顧問として勤務していた。

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 しかしその8 日後には、マリリーンさんはデハイニ市長のエグゼクティブ・アシスタントに昇進。

 その後2022 年 1 月に、マリリーンさんはアラカウリア市教育局の局長に任命された。

 この流れでの年の差婚のニュースは、「縁故主義の市長のスキャンダル」としてアラウカリア市民から大きな非難の声があがった。

市長は過去にも家族を役職に任命

 デハイニ市長は、最初の任期中にも、当時の妻の家族を政府の役職に任命しており、雇用慣行で非難された。

 2019年、公益市民社会機構は当時の妻と2人の娘を含む複数の家族を市政府の役割に指名したとして同市長を調査したという。

 また、同市長は2000年の11月に、国会調査委員会 (CPI)による麻薬密売捜査で、麻薬密売組織と関係があるとして逮捕され、審理にかけられた過去を持つことも明らかになった。

 容疑は、麻薬精製研究所の維持、人身売買業者の保護、および保護のための警察への賄賂の支払いであり、起訴されたものの、市長はいずれも関与を否定。結局、有罪判決を科せられることがなかったそうだ。

 今回、告発を受けた市はこのように声明を発表した。

問題の公務員マリリーン・ローデさんは、長年の公務経験を持っているため、その職務を遂行するために必要な条件を満たしていると考えた行政権の長の裁量による行為に過ぎません。

 現在、パラナ州の検察庁は、市長の新しい花嫁の母親の役職任命と結婚についての関連性を調査しているところだという。

References:Brazilian mayor, 65, married 16-year-old beauty queen - his sixth wife - two days after appointing her MOTHER to city government post/ written by Scarlet / edited by parumo

追記(2023/05/03)本文の誤りを訂正して再送します。

 
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65歳の市長が16歳の少女と結婚。7番目の妻として迎え入れる