各局肝煎りの春ドラマが出揃い、早くもその功罪が取り沙汰されている。テレビ誌記者が語る。

「今クールの最大の焦点はズバリ、木村拓哉VS福山雅治という2大俳優の対決。片や、9年ぶりに『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)で月9に復帰したキムタクと、4年ぶりに『ラストマンー全盲の捜査官-』(TBS系)で日曜劇場に登場した福山との頂上決戦になるとみられていました。結果的に、初回視聴率はキムタク12.1%に対し、福山が14.7%で、福山の勝利となりました」

「風間公親」は第3話から待望の新垣結衣が登場し、追撃ののろしをあげている。テレビ誌記者が続ける。

「ただ、福山の全面勝利とは言えません。今回は全盲のFBI特別捜査官という役どころもあり、『老けた』『劣化した』という声が上がっているからです。一方、キムタクにはむしろ『グレーヘアがかっこいい』と、新境地を評価する声が。やはり福山単体の人気より、画面に花を添える美人捜査官の吉田羊、今田美桜の存在が大きかったのではないでしょうか。ともに福岡出身の2人は、撮影現場では時折、方言を披露して現場を和ませています」

 この2人以外にも「ケイジとケンジ、時々ハンジ」(テレビ朝日系)の吉瀬美智子、「ホスト相続しちゃいました」(フジテレビ系)の桜井ユキ、「私がヒモを飼うなんて」(TBS系)の井桁弘恵など、春ドラマには福岡出身の女優がズラリと並んでいるのだ。

「福岡女優で特筆すべきは『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の奈緒でしょう。夜の営みがない夫婦を描くこのドラマでは、初回からバスタオル一枚となり、際どいシーンに挑戦しています。普段は不思議ちゃんキャラでも、撮影になると役になりきる憑依系で、回を追うごとに激しいシーンが登場する。どこまでハードなラブシーンを見せてくれるか、見ものです」(ドラマ評論家)

 一方、「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)の橋本環奈も福岡女。初回視聴率7.5%から6.1%へと下降するジリ貧感があるものの、本人は全く気にしていないという。

「デビュー10年目の今年は、ドラマで勝負するようで、すでに秋ドラマにもキャスティングされている。嫌なことがあっても、大好きなビールを飲めばコロッと忘れてしまう、豪放磊落な性格ですから」(前出・テレビ誌記者)

 気立てはいいが気の強い、最後に笑う福岡女は誰だ!?

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