山田裕貴主演の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第3話が、5月5日(金)に放送される。同作は、未来の荒廃した世界にワープしてしまった人々が元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能なヒューマンエンターテインメント。

【写真】恋の行方に注目が集まる山田裕貴“直哉”、赤楚衛二“優斗”、上白石萌歌“紗枝”

脚本は「恋はつづくよどこまでも」(2020年)や「着飾る恋には理由があって」(2022年、ともにTBS系)など、幅広い世代の女性たちに支持された作品を多数執筆してきた金子ありさ氏が担当。同作は、動画配信サービスParaviでも配信されている。

■電車に乗り合わせた人々との“サバイバル生活”が幕を開ける

8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。

SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か、乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くための“サバイバル生活”が幕を開ける。

■主人公・直哉に関わる登場人物を演じるのは…

主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を山田が演じるほか、山田とバディを組むことになる正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、二人と共にこの電車に乗り合わせた心根の優しい高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じる。

また、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)

■乗客たちが疑心暗鬼になる中、田中が暴走を始める

4月28日に放送された第2話では、大量の飲み物が入ったカートを誰かが持ち去った痕跡が見つかる。人は水を飲まないと3日ほどしか持たない、乗客たちは犯人を巡って疑心暗鬼に陥ってしまう。

そんな中、駅員の小森(村田秀亮)は偶然、岩場に隠れてペットボトルの水を飲んでいる田中(杉本)の姿を目撃する。すぐさま乗客全員で分け合おうとするも、田中は「欲しかったら代わりに何かくれ、食料、薬、着替え、タオル、現金でもいいよ」と無償での受け渡しを断固拒否。その後、直哉によって制圧され、全員の前で謝罪した田中だったが、乗客たちは険悪なムードに。

翌日、ようやく水源を見つけて安堵(あんど)するも、その先には木々や海、山だけがに広がっていた。人の姿がなかったことに絶望する乗客たちは、ようやく自分たちが置かれている状況を認めだす。そして、自分のスマホに向かって思い思いのメッセージを残し、眠りにつくのだった。

終盤では、田中が夜空を見上げると緑色のオーロラが映し出されたほか、謎の人影が一瞬映るも、その詳細は何も描かれなかった。最後に映り込んだ人物は何者なのか、空に突如として現れたオーロラの正体は何なのか。次回、第3話では乗客たちにさらなる試練が襲い掛かる。

■“敵”は誰なのか…第3話あらすじ

第3話は――

直哉(山田裕貴)たちが水源を見つけて飲み水が確保できたことで、乗客たちに少しの希望が見えたかに思われた矢先、直哉が大切にしてきた美容師道具のハサミが入ったバッグが田中(杉本哲太)によって持ち去られる事態が発生する。

問い詰めると田中は、帽子を被った怪しい人物を目撃し、護身用としてハサミを持ち出したのだと言う。そんな田中の言い分を信じられず、バッグを紛失されたことにいら立つ直哉。

一方、優斗(赤楚衛二)たちは食料を調達しに向かうが突如、紗枝(上白石萌歌)の身にある異変が生じる。さらに、佳代子(松雪泰子)はここで生きていく希望を失いかけていく中、乗客たちにさらなる試練が襲い掛かる。

――という物語が描かれる。

■苦しそうに倒れ込む紗枝…視聴者から“心配の声”が続出

公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、“全員生きられるか!?”のテロップが映し出された後、「動かない、役に立たない、食べられない…そういうやつから死んでくぞ」と直哉が冷たく言い放つシーンからスタート。

また、佳代子が「理由が見つからない…ここで頑張る理由」と目をうるませる姿や、紗枝が「白浜さんは、私が頑張れる理由です」と愛おしそうに話す様子が映し出される。

さらに、“この中に敵がいる”という文字や、「あいつは俺たちを殺そうとした!」と直哉が感情をあらわにするシーンも。動画は、紗枝が苦しそうな表情のまま地面に倒れ込み、玲奈の「誰かー!」と叫ぶ声で幕を閉じる。

予告動画を見たファンからは「次の課題は食料!」「紗枝ちゃんが心配…無事であって」「何が起こった!?」「直哉と優斗が相いれないのはずっとなのかな」「みんな大丈夫…じゃないみたい」「最後の萱島さん、畑野さんを助けにいくのかな?そうであってほしい!」などといった声が上がっている。

(左から)山田裕貴“直哉”、赤楚衛二“優斗”/ (C)TBS