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犬と幼い子供による微笑ましい動画は多数公開されているが、ドーベルマンと男の子が“お医者さんごっこ”をする動画がSNSで話題になっている。一見怖い印象を持たれがちなドーベルマンだが、動画では検査を受けている間、辛抱強く男の子に付き合って患者になりきる姿があった。米ニュースメディア『Nebraska TV』などが伝えている。

オランダ出身のアカウント名「Buitengebieden」さんが4月24日ドーベルマンと5~6歳ほどの男の子が登場する動画をTwitterに投稿して注目を集めた。動画には、庭のベンチに座る男の子が目の前にいるドーベルマンに脚気の検査をしている様子が映っていた。

男の子は、どうやらドーベルマンを患者に見立てて“お医者さんごっこ”をしているようだ。ハンマーの形をしたおもちゃの打腱器でドーベルマンの後ろ脚を軽く「コンコン」と2度ほど叩いた後、前脚も念入りに叩いて検査している。そして脚気の検査が終わると、今度はおもちゃの血圧計のカフをドーベルマンの前脚に巻きつけて血圧測定を始めた。

ドーベルマンは困惑しているようにも見えるが、男の子の真剣な表情に合わせてジッとおとなしく検査を受けていた。投稿には「これは将来の獣医と彼の患者です」と言葉が添えられており、ドーベルマンと男の子のほのぼのとしたやりとりに視聴者は心を掴まれたようで、このような声が寄せられた。

「2人とも真剣な顔をして、なんて可愛らしいのかしら。」
「とっても可愛いし、犬の辛抱強さもすごいわね。なんて優しいワンちゃんなの。」
「うちもドーベルマンを飼っていたけど忍耐強かったわ。そしてこの小さな獣医さんはとても勉強熱心ね。」

ドーベルマンはその大きくていかつい姿から「怖い犬」を連想してしまいがちだが、この動画を見たほとんどの人がそのイメージを払拭したようだ。実はこの動画、昨年8月にオランダを拠点とするオンライン動画共有プラットフォーム『Dumpert』に投稿されたもので、当時動画を投稿したアカウント名「YojL80」さんは、このように綴っていた。

「見てください。(人間の)命を脅かすかもしれない犬でも、良識と規律をもって育てることでこんな風に振る舞うようになるのです。毎日泡を吹くほど繋いだ綱を引っ張ったり、虐待でしつけ続けるよりも、ずっと素晴らしいと思いませんか?」

今回のように多くの人の心を掴むような動画は、何年経っても同じように感動を生むようだ。2021年11月に話題になったのは、アメリカのある夫妻が生後9か月の息子になんとか「ママ」と言わせようとしたが、そばにいた犬の方が先に言えるようになったという動画だった。実はこの動画、6年前に投稿されたものだったが、再び多くの人を笑顔にしていた。

画像は『Sunny Skyz Videos 2022年8月3日公開 YouTube「Future Vet And His Patient: Wholesome Video Shows Boy Playing Doctor With Doberman」』のサムネイル、『Buitengebieden 2023年4月24日付Twitter「Future veterinarian and his patient..」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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