ナポリルチアーノ・スパレッティ監督がをセリエA優勝に導いた最年長監督として名を刻んだようだ。

今季を迎えるにあたり、ロレンツォ・インシーニェら長年の中心選手が揃って退団したナポリだが、ビクター・オシムヘンの得点源ぶりにキム・ミンジェやクヴィチャ・クワラツヘリアといった新戦力の大きな輝きもあり、シーズンを通じて安定した戦いを披露。4日に敵地で行われた第33節のウディネーゼ戦も1-1のドローに終わったが、33年ぶり3度目のスクデットを手にした。

エンポリでの指導者キャリアスタートから、初のセリエA制覇となるスパレッティ監督は64歳と58日での栄冠に。データ提供会社『Opta』の調べによると、その年齢でのスクデット獲得はリーグ最年長記録だという。

なお、セリエA史の最速タイ記録となる5試合を残して優勝のスパレッティ監督は試合後、「サポーターが喜ぶ姿は私にとって最大の感動だ。彼らは幸せを伝えてくれる人たち。問題は街全体の気持ちを背負うような、ここまでの到達点だった。この瞬間を思うからこそ、人生の難局を乗り切れる人たちがここにいる。この人たちはすべての喜びに値するよ」などと語っている。