カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

 子供の運動会では、保護者が出場する競技が用意されていることが多い。ジャマイカでも同様で、この日、幼稚園の運動会が行われ、保護者が参加するレースが行われた。

 スタートが切られ、弾丸の如く猛ダッシュしていく1人の母親。他の保護者に50mも差をつけぶっちぎりのトップを飾り、会場を沸かせた。

 実はこの女性こそが、陸上競技100mで2連覇を達成した金メダリスト、シェリー=アン・フレーザー=プライスさんだったのだ。

【画像】 保護者レースでぶっちぎりのトップを飾った金メダリスト

Olympic gold medalist wins parents' race for son's school sports day | USA TODAY

 シェリー=アン・フレーザー=プライスさん(36)は、身長152cmと小柄ながら、短距離走で世界的な実績を持っている。

 2008年の北京オリンピックでは、ジャマイカ人女性として初めて100mで金メダルを獲得。2012年のロンドンオリンピックでまたしても金メダルと2連覇を成し遂げ、世界陸上競技選手権大会でも活躍し、「ポケット・ロケット」という愛称で親しまれている。

 フレーザー=プライスさんは、2017年に結婚し、2018年に息子を出産した。そんな彼女が、先日、息子の通う幼稚園の運動会で保護者レースに参加したときの様子がネット上に投稿され注目を集めた。

1

 動画では、彼女が他の参加者とは桁違いの速さで走り抜ける姿が映し出されている。圧倒的速さで他の保護者を引き離し、優勝を飾った。

no title

 この動画はメディアでも話題となり、彼女は「息子が私を誇りに思ってくれることを願っています」とコメントしたという。

どんな大会でも金メダルはゲット

 実はフレーザー=プライスさん、当初は保護者レースに参加するつもりはなかったそうだ。

 だが、息子が自身のレースで転んでしまい、その後の障害物競走では銅メダル。夫が出場した男親保護者レースでも金メダルをとれなかったことから、オリンピック選手として、金メダルを1つも持ち帰えれないのは納得できないと、出場にいたったそうだ。

 その後息子も奮闘し、その結果プライス家では、この運動会銅メダル2個、総合4位、参加メダルと保護者女子1位のメダルを獲得したことを、Facebookに報告した。

 フレーザー=プライスさんは息子をとても誇りに思っていて、彼がスポーツの日を楽しんでくれてとても幸せだという。

written by parumo

[もっと知りたい!→]自動車なんかにゃ負けません。道路でダチョウが全力疾走し大渋滞を引き起こす

 
画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

子供の運動会の保護者レースでぶっちぎりのトップ!ママの正体は元オリンピック金メダリスト