ブライトンが、リヴァプールに所属している元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーの獲得に近づいているようだ。4日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

 今シーズン躍進しているブライトンは、4日に行われたプレミアリーグ第28節延期分のマンチェスター・U戦に1-0で勝利したことで勝ち点が「55」に到達。6試合を残しながら、1982年にトップリーグで記録したクラブ最多の勝ち点記録の「52」を更新した。さらに、現在は2試合未消化ながら6位につけており、来季のヨーロッパ大会の出場権獲得も射程圏内となっている。

 そんなブライトンでは現在主力としてプレーしているアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが今夏退団することが濃厚となっている。そこで同クラブとしてはマック・アリスターの穴埋めとしてミルナーに関心を示しているようだ。

 報道によると、リヴァプールとの現行契約が今シーズン終了までとなっているミルナーとはすでに接触しており、話し合いは進んでいる模様で、ブライトンとしては同選手の今夏のフリー加入に自信を持っているという。

 なお、ブライトンではすでにワトフォードからブラジル人FWジョアン・ペドロが3000万ポンド(約51億円)で7月1日からチームに加わることが決定的となっており、ミルナーは今夏2人目の加入となることが期待されている。

 現在37歳のミルナーはこれまでにニューカッスルマンチェスター・Cなどでプレー。2015年夏にリヴァプールへ加入し、これまで同クラブでは公式戦通算328試合の出場で26ゴール46アシストを記録している。また、先月4日に行われたプレミアリーグ第8節延期分のチェルシー戦に途中出場したことで、プレミアリーグ通算出場試合数が「610」に到達し、かつてチェルシーを中心に活躍した元イングランド代表MFフランク・ランパード氏の出場試合数「609」を抜き、プレミアリーグ歴代3位の記録となっていた。

 ブライトンにはかつてリヴァプールで共闘した元イングランド代表MFアダム・ララーナも所属しており、仮に移籍が決まれば4シーズンぶりに“再会”を果たすこととなるが、果たして、“鉄人”のブライトン加入は実現するのだろうか。

去就に注目が集まるミルナー [写真]=Getty Images