切れ味抜群のフォークを武器に、千賀が4勝目を挙げた(C)Getty Images

 現地5月5日(日本時間6日)、ニューヨーク・メッツ千賀滉大は本拠地で行われたロッキーズ戦に先発登板。6回2安打無失点の好投を見せ、今季4勝目の白星をゲットした。

 前回登板の4月26日から、中8日の間隔を空けて臨んだこの試合。序盤は相手打線に4四球を与えるなど、制球面で苦しんだ。ランナーを出すも、要所を抑える投球で、無失点にしのいだ。4回途中までは無安打投球を続け、この試合で許した安打はわずか2本。“貫禄”の投球で、メジャー4勝目を手にした。

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 チームは3連敗中だったが、千賀がその流れを止めた。初回と3回に連続四球でピンチを招いたが、最速100マイル(約161キロ)を計測する威力十分の真っ直ぐと、伝家の宝刀・フォークを中心に投球を組み立て、後続の打者を抑えた。

 現地メディア『SNY』の公式Twitterは試合後に千賀にインタビュー動画を公開。千賀は「相変わらず四球も多かったですし、ボール球も多かったので、反省点はたくさんありますけど、今日の試合は連敗で来ていたので、絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がったのがよかったのかなと思います」と自身の投球を振り返った。6回無失点の好投を見せたものの、自身の投球内容に反省していた。

 この試合でも千賀のお化けフォークは現地で話題になっていた。“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のTwitterで「センガは “ミスター・ゴーストフォーク”かもしれない」と伝家の宝刀お化けフォークに驚愕している様子でコメントした。このツイートには現地のファンも「彼のフォークは厄介だ」「センガはここに剛速球も投げる。フォークとともにバッターを悩ませている」と反応していた。

 千賀は次回登板でどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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