チェルシーを率いるフランク・ランパード暫定監督が、ボーンマス戦を振り返った。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第35節が6日に行われ、チェルシーはボーンマスと対戦。9分にコナーギャラガーのヘディング弾で先制すると、21分に追いつかれたものの、82分にセットプレーからブノワ・バジアシーレが勝ち越しゴールをマーク。その後、86分にもジョアンフェリックスがダメ押しゴールを奪い、3-1で勝利を収めた。

 成績不振に陥っているチェルシーにとってはこれが3月11日レスター戦(○3-1)以来、公式戦10試合ぶりの白星に。なお、先月6日に暫定監督に就任したものの、公式戦6連敗となっていたランパード暫定監督にとっても復帰後待望の初白星となった。

 試合後、ランパード暫定監督は「大きな努力を必要とした勝利だった。なぜなら、ボーンマスはとてもいいチームで、彼らにはスピード、エネルギーがあり、ピッチ上にいる選手たちを見ればいつでも危険にさらされる可能性があったからね」と厳しい試合だったと振り返り、次のように続けた。

「でも、私たちはポゼッションなしでも試合をコントロールすることができた。前半はサイドを突破して、多くのボールをボックス内に送れた。それらを決めることができれば試合を決めることができる。でも、それができずにこのような状況にいれば、1-1は心配となる。その後、少しの幸運にも恵まれ、最終的にはセットプレージョアンのゴールで2点を奪うことができた」

「もし、自信が高まれば、ピッチ上の最終局面でもっと冷静になることができると思うし、前半にはもっと得点を決められたと思う。でも、私たちはとても嬉しく思っている。しばらくこのような感覚がないとどんどんと落ち込んでしまうからね。間違いなく彼らは今夜を楽しむべきだし、ビールやワインを飲んだりなんでもするべきだ。しかし、重要なことは前進しようとしているのだから、今シーズン最後までペダルから足を踏み外さないことだ」

チェルシーを率いるランパード暫定監督 [写真]=Getty Images