「大阪コミックコンベンション2023」(略称:大阪コミコン2023)が、5月5~7日に大阪・インテックス大阪で開催。最終日となる7日の「コスプレチャンピオンシップ」のステージでは、「東京コミコン」名物であるコスプレコンテストを大阪でも初開催。厳正なる審査の結果、大阪コミコンの初代コスプレチャンピオンが決定した。

【写真】速水もこみち&NMB48もメロメロ…!少年ストームトルーパーがかわい過ぎる

クオリティー高いコスプレパフォーマンスが続々!

今回の「コスプレチャンピオンシップ」は、大阪コミコン2023のアンバサダー・速水もこみちPR大使NMB48・安部若菜、川上千尋上西怜、原かれん、前田令子が審査員を担当。その他、“アメコミリーグ”の川谷修士(2丁拳銃)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐藤ピリオド.と、MC・雅南ユイが見守る中、個性豊かなコスプレイヤーチーム10組が、ステージ上で1分間のパフォーマンスを披露していく。

スター・ウォーズ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ハリー・ポッター」などの人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーチームが、それぞれこだわりが詰まったコスプレ衣装で息ピッタリのパフォーマンスを繰り広げ、速水ら審査員とMC陣、観客を魅了した。

10組全てのパフォーマンスを終え、審査員の原は「皆様が細かなところまでお衣装だったり、パフォーマンスだったり、すごくこだわられているのが伝わってきて、どこを見ていても楽しくて、まだまだ見ていたかったです!あっという間でした」と笑顔で振り返る。

また、速水は「前半戦も後半戦も迫力がすごくて、皆さん格好良かったですし、かわいかったし、こんなにすごいんだなって思って感動しました。審査って難しいですよね。それぞれ皆さん物語がありますので…でも、決めなきゃいけないんですよね(笑)。素晴らしいパフォーマンスでした」と、審査員という立場の難しさを痛感しつつ、感動したことを明かした。

■優勝チームが決定!

そして衣装の完成度、パフォーマンス度、オーディエンス度(会場の反応)の総合評価によって優勝、準優勝、第3位、審査員特別賞が決定。第3位は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のジャック・スケリントンとサリーのコスプレをした夫婦チーム、準優勝は「スター・ウォーズ」のコスプレを披露したチーム、審査員特別賞は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に扮したチームがそれぞれ選ばれた。

栄えある初代チャンピオンになったのは、衣装のクオリティーもさることながらステージ上での早着替えなど、演出・パフォーマンスも見事だった「ハリー・ポッター」のコスプレチーム。ハリーに扮した菜(さい)さんは「ハリー・ポッターが本当に好きで、今までハリー・ポッターのおかげですてきな人脈とかできたり、思い出ができたりして。ハリー・ポッターに恩返しがしたくて、少しでも“ウィザワ界”が盛り上がるようにということで考えていたことを真剣にみんなが、全員本当に一生懸命付き合ってくれて…皆さんに感謝したいと思います。本当にありがとうございました」と声を震わせながら、喜びのスピーチを。

優勝の決め手について、審査員の速水は「世界観はもちろんなんですけど、“ハリー・ポッター愛”であったり、衣装が替わる瞬間もすごかったです。これは会場の皆さんも本当に驚いたんじゃないかと。それも決め手の一つでしたし、とにかく皆さんの愛情を感じました」と興奮気味に評した。

■「大阪コミコン」とは

コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典で、日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、ヘイデンクリステンセンなど、豪華セレブゲストが登場した。今回、初の大阪開催として、5月5日から7日までインテックス大阪で開催された。

なお、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズはディズニープラスで配信中。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

「大阪コミコン2023」の最終日にコスプレチャンピオンシップが開催された/※ザテレビジョン撮影