ローマが、リヨンに所属するフランス人MFフセム・アワールの獲得に迫っているようだ。7日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在24歳のアワールはリヨンの下部組織出身で、2017年2月にトップチームデビューを果たすと、すぐに頭角を表し主力に定着。今シーズンは負傷の影響でここまで公式戦16試合出場で1ゴール1アシストにとどまっているものの、同クラブでは公式戦通算231試合の出場で41ゴール36アシストを記録している。しかし、現行契約が2023年6月30日までとなっていることから同選手の去就には注目が集まっている。

 これまでアーセナルユヴェントスバルセロナアストン・ヴィラ、ベティス、フランクフルトなどのクラブから関心が寄せられてきたアワールだが、クラブ間交渉で合意に達することができず。それでも、契約満了に伴い、今シーズン終了後に移籍する可能性が高まっているようだ。

 そして、今回の報道によると、ローマが今夏の加入でアワールと口頭合意に達したという。なお、正式な署名にはまだ至っていないものの、2028年6月30日までとなる契約でローマにフリーで加入することが決定的になっているようだ。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、ローマがフリー移籍でアワールと原則合意に至っているとして、数日中に契約が締結される予定であることを伝えている。

 近年、移籍市場が開く度に去就に注目が集まっていたアワールだが、今夏ついにリヨンを離れ、フリーでローマに加入することになりそうだ。

ローマ加入に近づいているアワール [写真]=Getty Images