ナポリを33年ぶりのセリエA制覇に導いたルチアーノ・スパレッティ監督が自虐を交えて街の素晴らしさを伝えた。

90年代中盤にエンポリで指揮官としてのキャリアを歩み始めて以降、ウディネーゼローマインテルなど数々のクラブを率いてきたスパレッティ監督。ナポリで2シーズン目を迎えた今季は序盤から勝利を重ね続け、リーグ首位を独走。4日に行われた第33節のウディネーゼ戦を1-1のドローで終えると、5試合を残してリーグ優勝を決めた。

64歳のベテラン指揮官でありながら、初めてのセリエAタイトルとなったスパレッティ監督は指揮官としてリーグ最年長優勝記録も更新。ナポリの本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われた祝賀会ではそんな自身の境遇を加味したジョークを飛ばしたようで、『フットボールイタリア』がそのコメントを取り上げている。

ナポリが奇跡の街であることは明らかだ。私がタイトルを獲得できたのだから。何だって起こりうるよ!」

「このスタジアムに満ちている愛を電気に変えることができれば、 セリエAのすべてのアリーナを照らすことができるはずだ」

戦力を維持できればセリエA連覇も狙うことができそうなだけに、ナポリのシーズン終了後の動きは注目の的となるはず。愛すべきナポリの人々にさらなる夢を見せることができるか。

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