俳優の鈴木亮平と松木彩監督が5月7日、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の舞台であり、大規模撮影を実施した横浜に凱旋。映画館を周り、多くの観客に感謝の気持ちを伝えた。

【写真】鈴木亮平、イオンシネマみなとみらいで行われた舞台挨拶に登場

 本作は、2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送されたドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の劇場版。横浜・みなとみらいを舞台に、“1人も死者を出さないこと”をミッションとする医療チーム「TOKYO MER」や、新たなライバル組織「YOKOHAMA MER」が繰り広げる活躍を描く。

 本作は、公開から5月6日までの9日間で165万人を動員、興収21.7億円を突破し、公開週の興行ランキングでも実写部門で第1位を獲得するなど、見事な大ヒットスタートを切っている。そんな大ヒット公開中のなか、「待っているだけじゃ、伝えられない感謝がある」という想いから、主演の鈴木亮平と松木彩監督が横浜凱旋キャンペーンに参加した。

 鈴木と松木監督は、T・ジョイ横浜、横浜ブルク13、イオンシネマみなとみらいをまわり、計4回の舞台挨拶に登壇。会場に2人が現れると、熱狂的な歓声が沸き上がった。今回は、特別に観客からの質問を受け付け、鈴木自身がまるで“喜多見チーフ”のように映画館の中を駆け回り、自らマイクを持って観客のもとへ向かう場面も。

 鈴木は「気にいっている台詞はなんですか?」との質問に対し、「『俺は千晶の夫だ』というセリフを見て、凄い台詞を書かれるなと思いました。究極の選択で悩む喜多見の姿が描かれる本作、この映画は、この台詞をどう言うかにかかってるなと思い、気を付けていた台詞です」と撮影の秘話を披露。

 他にも「どうやったら鈴木亮平さんのように外国語がうまくなりますか?」、「おすすめの筋トレはありますか?」などの質問が続き、舞台挨拶は終始楽しい雰囲気で進行した。

 最後に鈴木は「今日は本当にありがとうございました。横浜のど真ん中で撮らせていただいたこの映画が、全国のたくさんの方に愛されていて、こんなに幸せなことはありません。こうやって皆さんの顔を見て挨拶した、この光景を僕の中に焼き付けて、今後も大事にしていきたいと思います」と締めくくった。

 舞台挨拶を終えた鈴木は、「僕はドラマの時から、子どもにも届いて欲しいと思っていました。子どもから『喜多見チーフ』って呼んでもらえたりすると子どもたちにも届いてるんだな、という嬉しい気持ちとホットした気持ちになります。そして、子どもからお手紙をいただいたんですよ。『私も喜多見チーフみたいなお医者さんになりたい』と書かれていました。TOKYO MERの『誰かのために頑張っている人がHERO』っていうメッセージが、子どもたちにも伝わっているっていうのが嬉しかったですね」と熱く語った。

 松木監督も「老若男女、たくさんの方が来てくれていると聞いて、とても嬉しいです。観客動員や興行収入を聞いても、数字が大きすぎて実感がわかないですが、自分で劇場に映画を観に行った時、みんなの声やリアクションが聞こえると、『やってきてよかったな』という気持ちになり、得難い経験でした。思わず声がもれたりする…、映画館で観るっていいなぁと改めて思いました」と喜びを噛み締めた。

 劇場版『TOKYO MER』は公開中。

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』大ヒット御礼舞台あいさつより (C)2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会