東京・東京ミッドタウン日比谷周辺で開催された『NESPRESSO presents Hibiya Festival 2023』。ステップショーには、ピーター・パン』『スクールオブロックのキャストが出演し、それぞれの歌唱披露とトークで観客と配信視聴者を盛り上げた。

この度、その模様を収めた写真とレポートが届いたので紹介する。


イベント冒頭から披露されたのは山崎玲奈による「♪アイム・フライング」だ。今年新演出となる本作で11代目ピーター・パンデビューを飾る山崎は、いたずらっぽいやんちゃなピーター像を伸びやかな歌声で表現した。2019年にはミュージカルアニー』のタイトルロールも務めた実力派・山崎の堂々とした歌いっぷりに早くも期待が高まる。

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

山崎玲奈

続いてフック船長役の小野田龍之介による「♪フックワルツ」。これが初歌唱となる”小野田フック”、海賊帽をイメージしたという帽子を目深にかぶり「悪党とは誰だ? キャプテンフック!」とダンディに歌い上げる。

トークセッションでは演出・振付を手掛ける長谷川寧が登場、ビジュアル撮影時の思い出として小野田に「男性用下着モデルのようなイメージで!」とオーダーしたことなどを明かした。

すでに長谷川とのワークショップを数回実施しているという山崎は、初めての経験に戸惑いつつも「寧さんの独特な世界観の中でいろいろな発見をするのが楽しい」と語った。

小野田に新演出の見どころを尋ねられると、長谷川は「みなさんがそれぞれ持っている『ピーター・パン』像があると思いますが、自分としては”こんな見方もできるんだよ”と思っていただきたい」「いま現実の世界中で起きている対立はすべてネバーランドにも詰まっていると思っていて、どちらの正義も存在する、そんなニュアンスを表現できれば」とコメント。 

(左から)長谷川寧、山崎玲奈、小野田龍之介 /スタッフ撮影

(左から)長谷川寧、山崎玲奈、小野田龍之介 /スタッフ撮影

なお、ブロードウェイミュージカルピーター・パン』の東京公演は7月25日(火)~8月2日(水)東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演、その後名古屋、大阪、埼玉、長野、新潟、高松の計7か所を周る。上演時間は2時間45分予定(2回の休憩あり)。

主人公・デューイ役 柿澤勇人と21人のバンドメンバー、総勢22名というまさに学校の1クラスのようなカンパニーで登場したのは、今年ついに日本初演を迎えるミュージカルスクールオブロック』。2020年に上演予定だったが感染症拡大の影響で開幕前に中止となっていた。

【歌唱パフォーマンスあり】ミュージカルスクールオブロック』ダイジェスト映像 in Hibiya Festival2023

同名のロック映画の金字塔を『オペラ座の怪人』『CATS』のアンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュース&作曲によりミュージカル化。親友に成りすまして名門校に臨時講師として赴任することになった売れないギタリスト・デューイがエリート小学生とバンドコンテストを目指す学園ロックコメディだ。

柿澤勇人

柿澤勇人

イベントに出席した21名のバンドメンバー(3名欠席)

イベントに出席した21名のバンドメンバー(3名欠席)

本作の魅力を尋ねられると「演劇界なのかアーティスト界なのか、とにかく日本を背負って立つような子供たちの演奏です」「きっと公演期間中での成長も目覚ましいと思いますのでぜひ何度もご覧いただきたたいです」と語り、翻訳・演出を手掛ける鴻上尚史については「ご本人も教師になりたかったとおっしゃるほど芝居やものの教え方が非常にお上手でなので、鴻上さんの一挙手一投足をデューイの役作りの参考にさせていただければ」とコメント。 “柿澤デューイ先生”の呼び込みで登場した生徒たちは、一人ずつ個性豊かな自己紹介で会場を沸かせると、本公演では見られない2チーム混合で「♪今がその時」をエネルギッシュに披露した。

パフォーマンスを見守っていた柿澤は感想を求められると「何も言うことはありません。完璧でした!」と絶賛した。 

ミュージカルスクールオブロック』の東京公演は8月17日(木)~9月18日(月祝)、池袋・東京建物 Brillia HALLにて上演、その後9月23日(土祝)~10月1日(日)大阪・新歌舞伎座にて上演される。

(左から)『ピーター・パン』長谷川寧、山崎玲奈、小野田龍之介/スタッフ撮影、『スクールオブロック』の出演者