マンチェスター・ユナイテッドデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンチャンピオンズリーグ(CL)舞台のミラノ・ダービーに言及した。

2020-21シーズンにインテルセリエA優勝を経験したエリクセン。しかし、シーズン後にデンマーク代表として臨んだユーロ2020で試合中の心停止によって倒れ、手術後の経過は順調だったものの、植え込み型除細動器(ICD)を体内に装着した状態でのプレーイタリア国内で認められないため、インテルとの契約を解除することとなった。

そのインテルは今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4まで駒を進めており、10日に1stレグ、16日に2ndレグが行われる準決勝で宿敵ミランと対戦する。

対するミランには、エリクセンデンマーク代表でのチームメイトであり、親友でもあるDFシモン・ケアーが所属。ケアーはエリクセンが心停止で倒れた際、いち早く気道の確保に努め、ピッチサイドに駆けつけたエリクセンの妻を励ましたりと一連の行動が多くの称賛を集めた。

このようにエリクセンにとってはインテルミラン、どちらも応援する理由がありそうな対決だが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューではインテルへの変わらぬ愛着を示している。

「ICDに関するイタリアのルールがイングランドと異なり、僕がそこでキャリアを続けられなかったというだけさ。去ることが唯一の選択肢で、プレーを再開するために必要なことをしたまでだ。僕がインテルに腹を立てているはずがないだろう」

インテルでは素晴らしい時間を過ごしたし、良い思い出がたくさんある。友人のケアーがミランにいるけども、元チームメイトがミランを倒してCLの決勝戦に進むことを願っている。ケアーには悪いんだけど、いつもインテルの成功を願っているよ」

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