テレビアニメ『一週間フレンズ。』スペシャルイベントが28日、都内で開かれ長谷祐樹役・山谷祥生、ヒロインの藤宮香織役・雨宮天、長谷の友達でクラスメイト桐生将吾役・細谷佳正、香織の友達となるクラスメイト・山岸沙希役・大久保瑠美、香織の過去を知る転校生として登場する九条一役・浅沼晋太郎、香織の母である藤宮志穂役・中原麻衣が登壇した。

 今年4月から6月にかけて放送。「友達との記憶が一週間でなくなってしまう」藤宮香織と、それでも彼女と友達になりたいと願う長谷祐樹のドラマを描き、その切なさとひたむきさにあふれたストーリーで人気を博した。同日は昼・夜の2部構成で約800人のファンが集合するものとなった。

 昼の部オープニングは、アーティスト・昆夏美による『一週間フレンズ。』のオープニング・テーマ『虹のかけら』をライブ披露して幕開け。その後、教室風のセットとなる学校机や教卓が現れ、チャイムが鳴り響き、担任の井上先生役を務める間島淳司が登場。出欠確認をするという学校を意識したものとなった。

 トークショーでは、テレビアニメの名シーンを振り返るトークコーナーや、本編よりさまざまな名シーン画像が登場し、それぞれ思い出を交えながら振り返ることに。続いてのバラエティコーナーでは、学校の昼休み時間をイメージしたトランプゲームへ。2チームに分かれた神経衰弱ゲームを行い、山谷、細谷、浅沼の男子チームと、雨宮、大久保、中原の女子チームの対決でゲームがスタート。ペアがそろったチームは、そのカードに書いてある“お題”を相手チームにさせることができ、「しばらく鼻眼鏡をつける」「名台詞朗読」などのユニークなお題が続出!女子チームが連発で的中させ、鼻眼鏡をかけさせられた山谷が、「しばらく関西弁でしゃべる」というお題も振られ、結果劇中のセリフを関西弁にアレンジして朗読するという展開となり、会場は笑いの渦に。対決は女子チームが圧勝となった。

 その後、山谷、雨宮、細谷、大久保、浅沼の5人による朗読劇が披露。本編の劇伴音楽とともにドラマがスタート。テレビアニメのその後を描いた、春休みに遊園地で楽しく遊ぶキャラクター達の姿を臨場感たっぷりに演じ、会場からは大きな拍手が送られた。

 終盤のライブでは、人気デュオ『スキマスイッチ』の楽曲をカバーし話題を呼んだ雨宮が藤宮香織として歌うEDテーマ「奏(かなで)」を、雨宮さんがライブで初披露。緊張しながらも、透明感のある歌声でしっとりと歌い上げ、会場中がその声に聴き入ることとなった。

 エンディングでは、出演者全員が登壇し、それぞれ感想を述べ、一旦終了となったが、会場の拍手はやまず、カーテンコールがあり、再び出演者が登壇。ライブのようなノリで、全員で一礼してイベントは終了となった。

「一週間フレンズ。」スペシャルイベントが開催!