チェルシーがバイエルンのセネガル代表FWサディオ・マネ(31)の獲得を検討しているようだ。

昨夏にトッド・ベーリー氏がオーナーに就任して以降、2度の移籍市場で総額6億ポンド(約1014億円)以上の補強費を投じたチェルシー。その甲斐もなく、プレミアリーグで11位に沈んでおり、リーグ戦34試合で34ゴールしか挙げられていない攻撃陣の決定力不足は深刻な課題となっている。

来季からの指揮官就任が濃厚とされるマウリシオ・ポチェッティーノ氏も、チームの立て直しのため新たなストライカーを希望。これを受けて、クラブは今夏の移籍市場での補強を画策している。

そんな中で、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、チェルシーはマネの獲得に向けた準備を進めているとのことだ。ポチェッティーノ氏も、リバプール時代にウィングだけでなく、トップのポジションもこなしたセネガル代表FWを高く評価しており、獲得を熱望しているという。

マネは昨夏に長く所属したリバプールを離れてバイエルンへ加入。ブンデスリーガでは開幕当初こそ好調だったものの、負傷による長期離脱から序列が低下すると、不満分子と化し、今年4月にはチームメイトであるFWレロイ・サネを殴打する事件を起こした。

トーマス・トゥヘル監督はそれでも擁護の姿勢を見せるものの、バイエルンの上層部は失意のシーズンを送るマネの放出を検討。マネ自身も慣れ親しんだプレミアリーグへの復帰を希望していることから、わずか1年でイングランドへ舞い戻る可能性がある。
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