調理師専門学校大阪市、校長:辻芳樹)と東京学芸大学 環境教育研究センター(小金井市センター長:椿真智子)は、「環境×農業×食に関わる教育についての多様な研究開発」の一環として、一般の方も視聴できる「『食と環境』オンライン公開セミナー2023」を開催します。本セミナーは2022年度より開始した企画で、「食」を通しての環境教育の理解推進・普及を目的としています。

 環境問題を取り巻く原因や因果関係は、近年ますます複雑化しており、高い水準で理解を深めるには、多角的かつ長期的な視点に立って学ぶ必要があります。環境教育が扱う諸問題のうち、地球環境と密接に関わるテーマのひとつが「食」です。食は最も身近な消費行動であり、生活文化・暮らしの基礎であるからこそ、ローカルかつグローバルな環境問題と切り離すことができないためです。そこで2023年度は6回にわたり、消費者、生産者、研究者、教育者、技術者、料理人など異なる立場の専門家を招いて、当事者意識をもって「食と環境」に向き合えるような広領域なセミナーを展開します。

◆「食と環境」オンライン公開セミナー2023 今後の予定◆

2023年度は下記のテーマでの開催を予定しています。内容の詳細、申込み方法については、随時ホームページでご案内いたします。 https://www.tsuji.ac.jp/news/cat501/gakugei-tsujicho.html

※内容と開催時期は変更になる可能性があります。

2023年度 第1回オンライン公開セミナー 概要

2023年度第1回のテーマは「食と環境教育の今と未来」です。東京学芸大学において長きにわたり環境教育の研究・実践をおこなってこられた原子 栄一郎氏(東京学芸大学環境教育研究センター)より、環境教育の歴史の概観と、現在の到達点および根本課題を学びます。トークセッションでは小山 伸二氏(辻調理師専門学校 講師)が加わり、実際のレストランの取り組みを例にあげながら、食業界から見た環境への向き合い方と可能性を考えます。ぜひご視聴ください。

【申し込みフォーム】https://forms.gle/heDtdfACRwCZJ8tw8

【日 時】2023年6月3日(土) 16:30~18:00

【方 法】オンライン(ZOOMによるライブ配信)

【対 象】どなたでもお申込みいただけます。

【参加費】無料

【締 切】2023年5月31日(水) 23:59 ※定員500名に達し次第、締め切ります

【主 催】東京学芸大学 環境教育研究センター、辻調理師専門学校

【スケジュール】

●挨拶

尾藤 環(辻調理師専門学校 産学連携教育推進室室長)

●第1部/キーノートスピーチ

原子 栄一郎(東京学芸大学環境教育研究センター 教授)

「環境教育の今」

環境教育の歴史を概観し、その後、公的文書を使って環境教育の現在の到達点とその根本課題をつかみます。この課題にどのように着手するか? 大学生たちと行っているシリーズ「水俣病から考える」と水俣フィールドスタディを紹介します。

●第2部/トークセッション

原子 栄一郎 /小山 伸二(辻調理師専門学校 講師)

「ローカル・ガストロノミーの可能性」

日本の本格的「ローカル・ガストロノミー」の先駆者である、志摩観光ホテルの故 高橋忠之シェフ(第5代総料理長)。三重県伊勢志摩の海の幸をふんだんに使った独自のフランス料理は、1980年代に全国から注目を集めました。この高橋さんの料理を愛した2人が、地域の文化から生まれた革新的な料理について、その魅力と可能性をめぐって話します。

<本セミナーに関するお問合せ>

東京学芸大学 環境教育研究センター×辻調理師専門学校 公開セミナー事務局 gakugei.tsujicho@gmail.com

配信元企業:辻調理師専門学校

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ