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image credit:Dra Gabs/Twitter

 今年2月に発生したマグニチュード 7.8のトルコ・シリア地震では、多くの人の命が失われただけでなく、海外から救助活動に派遣されていた災害救助犬が殉職するという悲劇が重なった。

 メキシコ軍の救助犬プロテオは、現地で2人の被災者発見に貢献するなどその活躍は優秀で、死後現地では盛大な追悼式が行われた。

 今回、トルコは亡きプロテオに敬意を示して、メキシコ軍にジャーマンシェパードの子犬を寄贈した。子犬は、プロテオと同じハンドラーのもとで訓練されることになるという。

【画像】 トルコに派遣され、人命救助に尽力した救助犬が殉職

3-Month-Old Puppy Given to Mexico as a Gift From Turkey

 2月6日に発生したトルコシリア大地震により、多くの人が瓦礫の中に取り残されている中、メキシコは、救助犬16頭を救助隊員らとともにトルコに派遣した。

 ジャーマンシェパードのプロテオは、そのうちの1頭で、現地では2人の被災者を瓦礫の中から発見するなど、救助活動においてすぐれた活躍を見せた。

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 だが、任務中にトルコ南東部のアドゥヤマンで命を落としてしまう。

 2月12日に現地で行われたプロテオの葬儀では、救助隊員らがその死を悼み敬意を表した。

トルコからメキシコへ、ジャーマンシェパードの子犬を寄贈

 プロテオの葬儀から3か月後、トルコはプロテオの死に敬意を示して、メキシコジャーマンシェパードの子犬を寄贈した。

 5月3日メキシコ軍は生後3か月のジャーマンシェパードを、仲間に迎え入れたことを発表した。

 オンライン投票の結果、子犬はトルコ語で“友達”を意味する「アルカダス」と名付けられたそうだ。

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 小さなメキシコ国旗が特徴のパッド入りの緑色のハーネスを身に着けたアルカダスは、メキシコシティの軍事基地での正式な式典で部隊に歓迎され、注目を集めた。

 アルカダスは、プロテオと同じハンドラーのもとで訓練されることになるという。

 メキシコの国歌がスピーカーから鳴り響くと、興奮した子犬は威厳のある声で吠えた。

 メキシコ国防省は、アルカダスに代わってこのようにツイートした。

多くの愛情を込めて、私を迎えてくれたメキシコの友人たちに感謝します。

私は、偉大な捜索救助犬になるために、最善を尽くすことを約束します。

 これからどんどん大きく立派に成長することが想像できるほど、大きな耳と太い脚を持っているアルカダス。

 今後は、ハンドラーと一緒に、生存者の発見を専門とするメキシコの有名な捜索救助部隊に加わり、地震やその他の自然災害を受けた国で活躍することが期待されている。

References:Turkey gifts Mexico puppy after rescue dog dies on earthquake duty / written by Scarlet / edited by parumo

 
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トルコ地震でメキシコから派遣された救助犬が殉職。トルコがメキシコに敬意をこめて子犬を寄贈