アニメ「【推しの子】」(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MXほか※AMBMAで地上波同時配信、ディズニープラスDMM TVほかで見放題配信)の第五話「恋愛リアリティショー」が5月10日に放送・配信された。第5話では、アクア(CV:大塚剛央)が恋愛リアリティショーに出演して普段の姿とは違ったキャラを演じたほか、ルビー(CV:伊駒ゆりえ)の勧誘を受ける形で有馬かな(CV:潘めぐみ)がアイドルグループ入りを決意。そしてストーリーでは“恋愛リアリティショーの実情”が生々しく描かれ、「#推しの子」がトレンド上位に入る反響があった。(以下、ネタバレがあります)

【動画】ぴえヨンにMEMちょも…!気になるシーンだらけの予告(【推しの子】第五話より)

ルビーがかなをスカウト

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2020年から連載されている赤坂アカ横槍メンゴによる人気漫画が原作。非業の死を遂げた主人公の青年が前世の記憶を持ったまま、“推し”ていたアイドルの子どもに生まれ変わるも、数年後に熱狂的なファンに母親であるアイドルを殺されてしまい、犯人に情報提供したと思われる父親に復讐(ふくしゅう)するために奔走する姿を描く。芸能界の華やかな部分とシビアな部分を描いており、斬新な設定や先の読めない展開で連載開始直後から話題を集めている。

第五話では、アクアの勧めでルビーはかなをアイドルとしてスカウトすることを決める。ルビーに勧誘されたかなは「ちょっと考える時間ちょうだい」と返答するも、アイドル活動を始めた場合、若手役者枠の仕事を失って新陳代謝の激しいアイドル枠の仕事がメインになること、アイドルとしてハネなければどちらの仕事も失ってしまうことなどから、断る方向で思考を展開する。だが、ルビーにスター性を感じて即断できない。そんな中、アクアから強く頼まれてしまい、断れぬまま苺プロと契約することに。

アクアは約束通り恋愛リアリティショーに参加

一方、プロデューサーの鏑木(CV:てらそままさき)からアイ(CV:高橋李依)の情報を引き出すため、条件として挙げられた恋愛リアリティショーに出演することにしたアクア。モデルの鷲見ゆき(CV:大西沙織)、ダンサーの熊野ノブユキ(CV:大野智敬)、女優の黒川あかね(CV:石見舞菜香)、YouTuberのMEMちょ(CV:大久保瑠美)、バンドマンの森本ケンゴ(CV:坂泰斗)らと共に撮影をスタートさせる。

現場では、台本はなく基本的に会話は自由だが、スタッフから出演者へのアドバイス(もしくは指示)という形で演出が施されるというノウハウの下、撮影が進んでいく…。実際の恋愛リアリティショーがそうなっているのかはともかく、芸能界の華やかな部分とシビアな部分を描く【推しの子】ならではの“芸能界の裏事情”描写が、視聴者の興味をおおいにそそった。

そんな中、ルビーとかなは、アイドルとしての実績作りのためネットで名前を売ることに。苺プロ所属の人気覆面筋トレ系YouTuber・ぴえヨン(CV:村田太志)は、2人に手っ取り早く登録者を稼ぐテクニックを伝授。2人はぴえヨンの動画に出演し、コラボすることに。

SNSでは、「有名YouTuberへの道も教えてくれるのか」「リアル」「そういう仕組みか」「超複合エンタメ」「知的好奇心が満たされる」といった“業界”の勉強になるという声が上がったほか、パンツ一丁&マッチョボディーにヒヨコの覆面、声は甲高い“覆面筋トレ系YouTuber”という不審者然としたかなりクセの強いぴえヨンの姿に「推すしかない」「良かったですw」「これは小中学生に人気だわ!」「面白かった」という反応も多く上がり、「#ぴえヨン」もしっかりトレンド入りしていた。

◆文=ザテレビジョンアニメ部

【推しの子】第五話が5月10日に放送・配信された/(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会