100人を対象に調査を行った新海誠監督の好きなアニメーション作品ランキングが、エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」にて発表された。

 

好きな新海誠作品ランキングが公開。1位は『君の名は。』

君の名は。』『すずめの戸締まりなど圧倒的な映像美と心に残るストーリーで多くのファンを獲得する新海誠が監督を務めるアニメーション作品たち。

 

 今回、そんな新海誠監督作品について10〜50代の男女100人にアンケート調査が行われ、新海誠監督の好きなアニメーション作品ランキングが公開された。

好きな新海誠作品ランキングがベスト6が発表。1位は『君の名は。』_001

 第1位に輝いたのは、2016年に劇場公開された『君の名は。』。男女が入れ替わることから始まる鮮烈なストーリーと、RADWIMPSによる主題歌、挿入歌の爆発的なヒットも相まって話題をさらった。この作品をきっかけに新海誠を知ったというファンも多いのではないのではないだろうか。

 

 本作を選んだ理由として「映画のストーリーが感動的でピュアな内容に心が洗われるようでした」「ストーリーとマッチした音楽により引き込まれ、その感動が今も忘れられないです」「一度だけじゃなく何度見ても違った視点で鑑賞出来る点もとても好きなところです」「映像技術と音楽に、今までの映画では感じたことのない感動を覚えました」「異世界に引き込まれるような世界観で、息を飲む体験ができたのもこの映画のおかげです」などの声が寄せられている。

 

 続く2位は『言の葉の庭』。本作は、2013年に公開された新海誠5作目の劇場用アニメーションであり、新海誠初のラブストーリーでもある。靴職人を目指す高校生・タカオと、味覚障害を患う女性・ユキノの関わりあいを描いている。

 

 本作を選んだ理由として「雨の描写がとても美しかった。新海監督の作品はどの作品も背景の映像が綺麗でとても美しいと思いますが、その中でも言の葉の庭は圧倒的に美しいと思います」「姿を変えながら降り注ぐ雨に主人公たちの心情が投影されていて、短編映画として素晴らしいものだったのではないでしょうか」「心情や風景の描写が美しいのが理由です。普段言葉にしたくてもできない気持ちが見事に描写されています」などの声が寄せられている。

 

 そして3位は、『天気の子』。本作は、『君の名は。』に次いで2019年に公開された劇場アニメーション作品。雨のやまない異常気象に見舞われた近未来の東京を舞台に、離島から東京にやってきた高校生・森嶋帆高と、不思議な能力を持つ少女・天野陽菜の出会いと交流を描いている。

 

 本作を選んだ理由として「雨や空、雲の描写が緻密で、世界に引き込まれました」「世界観と映像に圧倒される感覚が大好きです。大画面で観たい作品です」「帆髙と陽菜のそれぞれの事情があり、出会う姿が好きです。そして、二人を助ける人たちの優しさが良いなあと思いました。周りの人のために一生懸命な陽菜。それを助けようとする帆髙。そんな、二人の関係が好きな映画です」などの声が寄せられている。

 

 また、4位には2022年に公開され現在も劇場公開が続いているロングランヒット作品『すずめの戸締まり』、5位には2007年に公開された『秒速5センチメートル』、6位には2004年に公開された『雲のむこう、約束の場所』がランクインしている。

「TVマガ」でランキングを見る

リリース全文は以下の通り。

 

エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」(https://saru.co.jp/tvmaga/ )を運営する株式会社WonderSpaceは、アニメ作品に関するWeb調査を行いました。その結果を公開いたします。





アニメーション映画すずめの戸締まり」が世界で大ヒットを記録し、今や日本を代表するアニメーション監督の一人としてその名を知られる新海誠監督。

 

TVマガでは、新海誠監督の好きなアニメーション作品について、100人にアンケートを実施しました。その結果を発表します。

 

1位:君の名は。

 

【選んだ理由】

 

「映画のストーリーが感動的でピュアな内容に心が洗われるようでした。絵もきれいで、音楽自体も映画とあっていて素晴らしいと思います。ストーリーとマッチした音楽により引き込まれ、その感動が今も忘れられないです」(ななこ

 

「王道ですが、やはり一番好きな作品です。まず、新海監督の作品は色彩がとても美しく観ていて引き込まれていく感じが大好きです。またこの作品では色んな人の思いや、青春時代独特の悩みとか思いがあって思わず応援したくなります。最後に点と点が繋がった時、鳥肌がたちました。一度だけじゃなく何度見ても違った視点で鑑賞出来る点もとても好きなところです」(まめぽんすけ

 

「初めて新海誠監督について知るきっかけになった映画で、その映像技術と音楽に、今までの映画では感じたことのない感動を覚えました。ラブストーリーはあまり見ないタイプなのですが、ただのラブストーリーではなく、異世界に引き込まれるような世界観で、息を飲む体験ができたのもこの映画のおかげです」(かっちゃん

 

2位:言の葉の庭

 

【選んだ理由】

 

「雨の描写がとても美しかった。新海監督の作品はどの作品も背景の映像が綺麗でとても美しいと思いますが、その中でも言の葉の庭は圧倒的に美しいと思います。物語も切ない話なので、とても引き込まれます」(きい)

 

「心情や風景の描写が美しいのが理由です。普段言葉にしたくてもできない気持ちが見事に描写されています。主人公2人のやりとりも丁寧に描かれていて、見るたびに癒される作品です」(かか)

 

「雨の表現がとても好きです。一言に雨と言っても、小雨や大雨で雨粒の落ちる強さが違うと水滴の跳ね方も違います。気温などの環境に左右されつつも、姿を変えながら降り注ぐ雨に主人公たちの心情が投影されていて、短編映画として素晴らしいものだったのではないでしょうか。雨の表現に強いこだわりが感じられてとてもよかったです」(ayui)

 

3位:天気の子

 

【選んだ理由】

 

「映像の美しさに圧倒されます。物語はテンポがよくサクサク進み、最後までどうなるのか気になるところが良いです。主人公やヒロイン、そのほかのキャラも魅力的ですし、子供から大人まで幅広い年齢の方が楽しめる作品だと思います」(ナツ)

 

「はじめて観た新海監督の作品で、雨や空、雲の描写が緻密で、世界に引き込まれました。ストーリーは月並みなSFジュブナイル作品という評価ですが、世界観と映像に圧倒される感覚が大好きです。大画面で観たい作品です」(ぽもどーろ)

 

「帆髙と陽菜のそれぞれの事情があり、出会う姿が好きです。そして、二人を助ける人たちの優しさが良いなあと思いました。周りの人のために一生懸命な陽菜。それを助けようとする帆髙。そんな、二人の関係が好きな映画です」(ゆうじ)

 

4位:すずめの戸締まり

 

【選んだ理由】

 

「予告映像を初めて見た時から大好きです。注意喚起がされている通り地震や震災の描写が多くありますが、被災者の自分にとってかなり胸に刺さりました。災害を軽く扱うのではなく、とても真摯にフィクションに落とし込んでいて感動します」(takahasi)

 

「震災をテーマとしていることに深海監督の挑戦を感じました。感じ方はひとそれぞれだと思いますが、震災を忘れてはいけないよ。というメッセージが端々にひきつめられていて、胸がぎゅっと苦しくなったり、多くのことを考えさせられる、問いかけてくるような深い作品でした」(もも)

 

5位:秒速5センチメートル

 

【選んだ理由】

 

「主人公とヒロインの二人だけの日常を丁寧に切り取って描かれているのがとてもよかったです。桜が秒速5センチメートルで落ちるというヒロインのセリフがタイトルの由来になっているのですが、物語のスピードも桜がゆったり落ちるように丁寧に作られていてとても心地いい気分で見られました」(てけてけ)

 

「初めて見た新海誠作品であり、後続の作品も見るよいうになったきっかけをくれた好きな作品です。映像がとてもきれいで、繊細な絵を描く人だなと思いました。ストーリも前に進めない男の子と前に進んでいく女の子がなんとも対照的で、切なくなる作品です」(わと)

 

6位:雲のむこう、約束の場所

 

【選んだ理由】

 

「男性の気持ちと女性の気持ち、そして、男性の思い続ける気持ちがあるが、女性は自分の近くの「幸せ」に手を伸ばしてそれを幸せとして受け止めるのに対して、男性は本当の自分の好きなものしか受け入れないということが描かれているのが好きだから」(ごごち)

 

「声を担当した吉岡秀隆さんと萩原聖人さんのファンです。幻想的で、二人の男の子と、女性のキャラクターの関係がいいなと思います。この作品で新海監督の事を知りましたが、こんなに沢山見られるようになるとは思いませんでした」(ろん)



【調査概要】

・調査期間:2023年4月26日4月27日

・調査機関:自社調査

・調査対象:10~50代以上の男女(性別回答しないを含む)

・有効回答数:100名

・調査方法:公式Twitterアカウント、他インターネット