ゼルダの伝説

12日に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。

名作『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編ということから発売前から注目を集め、海外のレビューサイトでも高評価を獲得するなど「面白い」として話題になっている。

そこでふと思った。長年ゼルダシリーズから離れていた人でも楽しめるのか…と。


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■「ゼルダ離れ」の記者が検証

ということで、今回は2002年頃に発売されたニンテンドーゲームキューブのソフト『ゼルダの伝説 風のタクト』以降、ゼルダシリーズから離れてしまっていた記者がプレイしても楽しめるのかを検証してみることに。

前作『ブレス オブ ザ ワイルド』も未プレイはおろか、いつかプレイしようとネタバレを避けており、ネット上で見かけるゲーム画面のスクリーンショットや「面白い」「神作」といった情報しか知らない…という状況だ。


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■導入から迫力満点

早速ゲームをプレイすると、主人公のリンクを操作することができるわけだが、キャラのデザインやステージのタッチがおしゃれで驚かされる。『風のタクト』はアニメ映画風で可愛らしいタッチであったため、シリアスな世界といった印象を受ける。

スタートと同時に一緒に行動するゼルダのデザインなども細部までこだわっており、また度々挟まる映像にもかなり力を入れているため没入感は相当だ。

前作から話を引き継いでいるのか、ところどころわからないこともあるが、丁寧な導入によりストーリーの大まかな流れは理解できる。


■広すぎる世界が最高


導入パートが終了するとフリーで行動ができるようになるのだが、この時点で思うのは「フィールド広すぎない…?」という驚きであった

記者がプレイした『風のタクト』は地上や海上がメインで十分に広かったのだが、今作は『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる空中に浮遊する島々を自由に移動する事が可能。横はもちろん上下にも無数の島が点在するため、ストーリーそっちのけで探索しているだけでも楽しめそうだ。

一方、操作方法や戦闘スタイルは当時とそこまで変わっておらず安心。

剣と盾、弓という定番のアイテムを駆使して戦っていくのだが、各アイテムに耐久値があり使い続けると壊れてしまうというのは初の経験。退魔の剣・マスターソードですら、初っ端の敵に壊されてしまったのは衝撃であった。


■全体的にパワーアップ


謎解きパートやギミックに関しては当時より明らかにパワーアップしている印象を受ける。特殊な力によって物を動かす…など自由度が高いため“作業”にならないのは感動した。

また、細かい話だが序盤にゼルダがスマホのようなアイテム「プルアパッド」で写真を撮っているシーンがあり時代の流れを感じた。当時は「写し絵の箱」というアイテムで白黒やカラーの写真を撮っていたため、「今風でいいねぇ!」とテンションが上がったのだ。

まだまだ序盤ではあるが、検証としてはゼルダシリーズを離れていたり、前作未プレイだったりしても問題なく楽しめるという結果であった。気になった人はリンクと共に広大な世界を冒険をしてみてはいかがだろうか。

(c)Nintendo

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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん

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