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TEAM  LIGHTSOME

WOWOWでは、2023年1月2日(月)に開催された『清水ミチコリサイタルin武道館カニカマの夕べ~』の模様を5月20日(土)午後6時より放送・配信する。

タイトルにある“カニカマ”とは、清水が自身の芸風を「本物のカニではないけど、おいしい」“カニカマ”に例えたことによるもので、今回も2022年の時事ネタやおもしろ音楽を中心にいろんな人物のモノマネオールスターで登場するひとときとなった。

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今年の武道館には、“今回はじめて”という新規客はもちろん、清水が“太客”と冗談めかすリピーターも数多く来場。会場が熱気に包まれる中、まずは中条きよし参議院議員を皮肉った映像ネタからスタート。昨年の国会質問の場で思わず自身の新曲をPRしてしまったという同議員に対する毒っ気のある笑いで会場の笑いを誘うと、恒例の『スター・ウォーズ』調のオープニング映像とともに、いよいよコンサートのはじまりとなった。

今年の武道館の裏テーマは“祝・松任谷由実デビュー50周年”。長きにわたってユーミン(松任谷由実)にあこがれ続けてきた清水は“ユーミソ”として、勝手にユーミンのような格好になりきり、歌い続けてきたが、この日は第一線で活躍中の一流のプロの「仕事」を徹底的に掘り下げるNHKの某ドキュメンタリー(のような)番組が“ユーミソ” に密着した時の映像が上映された。

老若男女に愛される究極のモノマネ食品カニカマに魅せられた“ユーミソ” は、ユーミンのデビューの年と同じ1972年カニカマを生み出した水産加工会社スギヨを電撃訪問。互いに本物に対してのリスペクトをもって歩んできた者同士ということで、“ユーミソ”が出演するスギヨのCMをつくってみてはどうかと提案してみせたが、その願いは見事に玉砕。当てつけとして「カニカマの歌」を歌ってみせて、会場を笑いに包んだ。

2013年開催の「国民の叔母・清水ミチコの『ババとロック』 in 日本武道館」からスタートし、今や年末年始の風物詩となっている清水ミチコの東京・日本武道館ライブも今年で9回目。「もし来年の今ごろもここに立つことができるとしたら10周年となります」と語る清水に会場から拍手が起こり、その流れで「初回の武道館の時につくったネタ」だという「100年使える声の歌」がスタート。3歳のタラちゃんからはじまり、10代、20代、30代、果ては100歳代まで、年代別の有名人のモノマネを次々と披露した清水は「何もお礼ができないので、代わりに水を飲むところをお見せしたいと思います」と言うや、ゴクリと水を飲んでみせて会場は大喝采。そしてこの日は、コンサート中に清水が水を飲む度に拍手をするよう“指導”が入ったこともあり、清水が水を飲むたびに大盛り上がり。清水も「はじめて来た人は来るんじゃなかったと思うかも」と付け加え、会場を沸かせた。

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その後も、有名曲の替え歌東京オリンピックの汚職事件や、山口県阿武町での給付金誤振り込み事件などを皮肉った清水。さらに「まんが日本昔ばなし」ならぬ、「まんが日本最近ばなし」の一編として、「コンプライアンスさるかに合戦」を披露。日本の有名な童話を、昨今のコンプライアンスでガチガチになった世情に当てはめてみて、会場を爆笑の渦へともたらした。

続いては清水の弟で、岐阜県高山市ジャズ喫茶を営む清水イチロウを呼び込んで、井上陽水の「コーヒー・ルンバ」、フォークソングの「500マイル」などを披露。その後も、清水の身体を借りてよみがえった瀬戸内寂聴Adoの「うっせぇわ」について説法するコーナー、ユニークなグッズが集まった「グッズショッピング」のコーナー、そして松尾スズキ阿佐ヶ谷姉妹が出演する報道特集「国際ロマンス詐欺を追え」、そして映画『ラ・ラ・ランド』の主題歌「アナザー・デイ・オブ・サン」に合わせて桃井かおり沢口靖子大竹しのぶ仲間由紀恵高畑淳子美輪明宏やす子らが登場するコーナーなど、たたみかけるようにネタを繰り広げた清水。

そして最後は大人気の「作曲法」ネタが登場。小田和正Official髭男dismなどのほかに、福山雅治吉田拓郎B'zなども登場。会場の熱気は最高潮となった。

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そしてアンコールの拍手の中、再びステージに立った清水は「9年前にたまたま武道館ドタキャンがあったらしく。清水さんなら集客できるんじゃないかということでやらせてもらったら、9回続けることができて。それが私の楽しみになったんです」と切り出すと、「その時にわたしは決めたんです。もし二つの道で迷ったら、より興味のある方に歩めばいいんだって。神さまからもらったアンテナというか、そういう興味が自分をどこかに連れていくんだなと。そしてここにいる皆さんも、どこかで興味のアンテナを動かしてくれて来てくださったんだと思いますが、今日の自分を信じて良かったですか?」と会場に尋ねると、大きな拍手が。

その様子に笑顔を見せた清水は「また来年も興味を持ってもらえるように、長めのアンコールをご用意しました」と呼びかけ、ゲスの極み乙女、YUKIMr.Children中森明菜ら、松任谷由実同様に2022年がアニバーサリーイヤーとなったアーティストたちの曲を披露。そして最後はデビュー60周年となる大御所、北島三郎の「まつり」で大団円。最初から最後まで、大盛り上がりの武道館コンサートとなった。

WOWOW番組情報★

清水ミチコリサイタルin武道館カニカマの夕べ~

5月20日(土)午後6時~ [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

出演者:清水ミチコ、清水イチロウ

収録日・収録場所:2023年1月2日/東京 日本武道館

番組URL:https://www.wowow.co.jp/detail/187730/001

配信元企業:株式会社WOWOW

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