8・9月に開催されるアイスショー『ONE PIECE ON ICE ~エピソード・オブ・アラバスタ~』の新キャストとして、田中刑事、島田高志郎、本田望結の出演が発表された。“麦わらの一味”であるロロノア・ゾロサンジ、ナミをそれぞれ演じる。

【写真】『ワンピース・オン・アイス』への出演が発表された田中刑事、島田高志郎、本田望結

 ロロノア・ゾロ役に決まった田中刑事は、2018年平昌オリンピックの個人戦・団体戦で日本代表に選ばれ、世界選手権大会では2017~19年に3大会連続出場、全日本選手権には13年連続出場という実績を持つ。昨年現役を引退し、コーチ、プロスケーターとして活躍している。

 『ワンピース』ファンだという田中は「『ワンピース』はジャンプもTVアニメも毎週欠かさずチェックしています!麦わら一味の戦闘員としてカッコよく戦う彼のアクションをどこまで氷上で見せることができるか勝負どころだと思っています。戦闘シーン以外でもゾロが醸し出す雰囲気をまとえるよう頑張ります!」と語った。

 サンジ役に決まった島田高志郎は、2013年アジアフィギュア杯ノービスクラスで国際大会初出場にして優勝。2022年には全日本選手権で宇野昌磨に続く準優勝、他の国際大会でも2度、2位に輝いている。

 島田も大の『ワンピース』ファンだといい、今回のオファーに「本当に、本当に嬉しかったです。『この御恩は一生…!!!忘れません!!!!』」とサンジの名言を引用し喜びを表現。「力強く、情熱的、そして優しく繊細な心を持つサンジの魅力を、フィギュアスケートで存分にお伝えできるよう…また、レディ達を守るために全力で頑張ります」とキャラクターさながらにコメントした。

 島田の出演決定により、2022年全日本選手権優勝の宇野昌磨ルフィ役)、2位の島田、3位の友野一希(コーザ役)と、日本フィギュアスケートのトップ3がそろったことになる。

 ナミ役の本田望結は、4歳で芸能界デビューする前から兄の影響でフィギュアスケートを始め、2018年全日本フィギュアスケートジュニア選手権や西日本ジュニアスケート選手権への出場等、芸能活動とフィギュアスケートを両立。ビビ役に決定している本田真凜と姉妹での出演となる。

 出演決定にあたり本田は「お姉ちゃんと共演できる嬉しさ、そして、あのビックなワンピースの世界に参加できることが楽しみで仕方ありません!」と話し、「ナミの性格、スタイルが大好きで、綺麗なお姉さんかと思いきや、強くて大きな声で話すギャップにほれ込んでしまいました。私も氷の上で、ナミの綺麗さ・強い男気のギャップを表現できるように、演出家の方と話し合っていきたいです」と意気込みを見せた。

 『ONE PIECE ON ICE ~エピソード・オブ・アラバスタ~』は、8月11~13日にKOSE新横浜スケートセンターにて、9月2~3日にドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)にて公演。

◆『ワンピース・オン・アイス』主要キャスト

ルフィ 宇野昌磨
ゾロ  田中刑事
ナミ  本田望結
ウソップ 織田信成
サンジ 島田高志郎
チョッパー 渡辺倫果
ビビ 本田真凜
コーザ 友野一希
クロコダイル 無良崇人
Mr.2 ボン・クレー 本郷理華

『ワンピース・オン・アイス』メインビジュアル (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション 「ワンピース・オン・アイス」2023製作委員会