主要スマートフォン決済サービス(PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAY)について、今回は、自動車税固定資産税といった税金などの支払いに便利な「請求書払い」のキャンペーンをまとめた。以前は最もお得な請求書払いサービスだった「LINE Pay 請求書支払い」もあわせて紹介する。

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●PayPay(「eL-QR」対応)



 PayPayが提供する「PayPay請求書払い」は、2023年4月以降、地方税統一コード「eL-QR」に対応し、支払方法に「PayPayあと払い」が利用できるようになった一方で、あと払い以外の支払手段は本人確認が条件となる「PayPayマネー」だけとなり、キャリア決済の「ソフトバンクワイモバイルまとめて支払い」などでチャージした残高「PayPayマネーライト」や保有する「PayPayポイント」による支払いはできなくなった。こうなると「PayPayあと払い」利用者以外はメリットがなく、キャンペーンも実施していないが、利用状況に応じてポイント還元率がアップする「PayPayステップ」の利用金額にはカウントするため、「PayPayステップ」の条件達成を目指すならお得だ。


●LINE Pay 請求書支払い



 LINE Payが提供する「LINE Pay 請求書支払い」もまた、キャンペーンは実施していない。LINEクレカ(Visa LINE Payクレジットカード)を「チャージ&ペイ」に設定した場合のLINEポイント還元4月30日で終了。LINEクレカ以外の「チャージ&ペイ」対応クレジットカードの請求書払い利用時のポイント還元は、そのクレジットカードのポイント還元ルールによって変わるため、各自で確認していただきたい。


●楽天ペイ(「eL-QR」対応)



 楽天ペイメントは、楽天ポイント/楽天キャッシュで支払いが可能な「楽天ペイ」アプリを利用した請求書払いサービスを4月17日に開始。サービス開始を記念して、5月31日23時59分まで、5万ポイントを上限に、抽選で100人に請求書払いで支払った分が全額戻ってくる「税金・公共料金のお支払いは楽天ペイで!抽選で全額還元、はずれても全員もれなく最大1%還元」キャンペーンを実施している。

 楽天ペイ(請求書払い)では通常ポイント還元はないが、楽天カードから楽天キャッシュへチャージするとチャージ額の0.5%の楽天ポイントがたまるため、現金で支払うより常に0.5%お得だ。請求書払いの上限は1回あたり30万円。


●au PAY(「eL-QR」対応)



 au PAY(請求書支払い)は、4月1日以降、Pontaポイントによるポイント還元はなくなったが、代わりに対象の決済1回あたり最大3000ポイント当たる「たぬきの抽選会/たぬきの大抽選会」の対象に加わった。「たぬきの抽選会」の開催日は毎月「5」と「8日」の付く日。さらに日付を問わず毎日抽選対象となる「たぬきの大抽選会 初夏」を5月23日6月11日に開催する。


●d払い(「eL-QR」対応)



 NTTドコモは、4月18日6月30日の期間、スマートフォン決済サービス「d払い」の請求書払いで支払うと、500万ポイントのdポイント(期間・用途限定)を参加者全員で山分けする「d払いの請求書払いをご利用でdポイントが必ずもらえる!500万ポイント山分けキャンペーン!」を開催している。

 d払い(請求書払い)は、銀行口座からチャージした「d払い残高」でしか支払いはできず、通常はポイント還元もないが、このキャンペーン開催中ならポイントがもらえる。しかも、200ポイントを上限とした「山分け」方式なので、参加する人が少ないほど、もらえるポイントが増える。

 今春の請求書払いサービスを対象としたキャンペーン三つのうち、楽天ペイの「全額還元」とau PAYの「たぬきの抽選会/たぬきの大抽選会」は抽選で当たる方式。もれなくポイントをゲットしたいなら、楽天ペイ、d払いに加え、決済1回あたりいつでもFamiPayボーナス10円相当がもらえる「ファミペイ請求書支払い」の利用も検討してみよう。(BCN・嵯峨野 芙美)
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