チェルシーのブラジル代表DFチアゴ・シウバ(38)だが、母国に復帰する可能性があるという。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

ポルトやディナモ・モスクワプレーしたチアゴ・シウバは、2006年1月にフルミネンセへとレンタル移籍。2007年1月には完全移籍で加入した。

欧州での最初の挑戦は結核を患うという失意の中に終わったが、2009年1月にミランへと完全移籍。するとディフェンスリーダーとして活躍すると、2012年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へと完全移籍。ここでも活躍を見せる。

35歳というベテランの域に入った中で、2020年8月にチェルシーへと完全移籍。実力は間違いない中で将来性のなさとプレミアリーグに適応できるかが不安視された中、に疑問の声も出ていたが、チェルシーでも主軸としてディフェンスラインを支えている。

ブラジル代表としてもカタールワールドカップ(W杯)にも出場していた中、2月には1年間の契約延長が発表されていた。

チェルシーはトッド・ベーリー氏がオーナーになってから大金をはたいて補強。しかし、結果が伴わず、さらにクラブはFFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)に抵触する可能性があり、夏に大量の選手放出に動くと見られている。

チアゴ・シウバは古巣へと復帰する可能性があり、チェルシーも本人が希望した場合は止める気はないという。スカッドを削減したいクラブとしてもありがたいとのことだ。

チームは新監督が誰になるかがまだ決定していないが、マウリシオ・ポチェッティーノ氏が新監督になる見込み。仮にポチェッティーノ氏が就任したとしても、移籍を希望する選手を引き留めることはしないスタンスであり、支障はなさそう。チェルシーは契約を残すチアゴ・シウバに関して、移籍金を要求するかどうかは不明とのことだ。

チアゴ・シウバは過去の『テレグラフ』のインタビューで「フルミネンセは最後にプレーしたいクラブだ。病気をしたときにプレーしたクラブであり、チアゴ・シウバがまだ選手としてやっていけると誰も思っていなかったときに、僕のためにドアを開けてクラブでもあり、僕を信じてくれたクラブだ。信じられないかもしれないが、僕が応援しているクラブでもある」とコメント。かつての恩を感じているクラブに、プレーでも最後に貢献したいと考えているようだ。

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