14日、明治安田生命J1リーグ第13節で浦和レッズガンバ大阪が対戦した。

 6日にアジア王者に輝いた浦和だが、10日の第10節サガン鳥栖戦では0-2で敗戦。リーグ戦では直近の2試合連続で勝利を逃しており、今節もホーム『埼玉スタジアム2002』で勝利を目指す。一方のG大阪は、直近の5試合で1分4敗と白星から遠ざかっている。6試合ぶりの勝利へ、アウェイの地へと乗り込んだ。

 先制したのはG大阪だった。23分、鋭い展開からFWイッサム・ジェバリが相手ペナルティエリア左で前を向き細かいタッチでドリブルをすると、対峙したDFアレクサンダー・ショルツのタイミングを外すように右足でシュート。ボールは低い弾道で右のサイドネットを揺らし、G大阪がリードを奪った。

 追いつきたい浦和は前半終了間際、FW興梠慎三のクロスが相手選手の手に当たりVAR判定でPKを獲得。これをショルツがしっかりと決め、前半アディショナルタイムに同点に追いついた。試合は1-1でハーフタイムとなる。

 迎えた後半立ち上がり、浦和が逆転に成功した。54分、右CKから敵陣でボールを拾うと、ショルツが前方へ浮き玉のパスを供給。これに反応した途中出場のMF大久保智明が相手選手と競り合いながら左足でボールをゴールへと流し込み、スコアは2-1となった。

 勢いに乗る浦和はその5分後、相手のビルドアップに対して前線からプレッシャーをかけてボールを奪うと、最後はMF安居海渡が右足のシュートでゴールネットを揺らした。浦和のリードは2点となる。

 その後は浦和が後方でボールを保持しながら相手を引きつけ、試合巧者ぶりを発揮。選手が連動しながらボールを回し、時計の針を進めた。

 試合は3-1で終了。浦和はリーグ戦で3試合ぶりの白星を挙げ、一方のG大阪は6試合未勝利を喫している。

【スコア】
浦和レッズ 3-1 ガンバ大阪

【得点者】
0-1 23分 イッサム・ジェバリ(G大阪
1-1 45+2分 アレクサンダー・ショルツ(浦和)
2-1 54分 大久保智明(浦和)
3-1 59分 安居海渡(浦和)

J1第13節で浦和とG大阪が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images