日本代表MF鎌田大地(26)がセリエAの名門クラブ、ミランに加入することで基本合意に至ったようだ。イタリアカルチョメルカート』が報じている。

2017年夏からフランクフルトに在籍している鎌田。昨季は中心選手の1人としてヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献したが、契約は今季限りで満了。すでにシーズン終了後の退団が決定済みであり、今夏の去就に大きな注目が集まっている。

最近では、先日33年ぶりにセリエAを制したナポリが移籍先候補として新たに浮上していたが、昨季セリエA王者のミランが鎌田獲得に向けた交渉を進めているという。両者は年俸300万ユーロ(約4億4500万円)の条件で基本合意に達したようだ。

ミランでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるフレデリックマッサーラ氏が鎌田のことを高く評価しているようで、テクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏も鎌田のことを気に入っているとのこと。一方の鎌田もミランのジャージを着ることを望んでいるという。

また、この話にはスペイン代表MFブラヒム・ディアス(23)の去就も関わってくる可能性がある。2020年夏にレアル・マドリーからミランへとレンタル移籍したディアスは、現在ミランで3シーズン目を戦っている。

夏にミランが完全移籍を実現させる可能性も囁かれているが、そのためには多額の資金が必要。一方、ディアスと同じ攻撃的MFである鎌田は移籍金なしで獲得することができる。

現在ミランは、昨夏に加入したベルギー代表MFチャールズ・デ・ケテラエル(22)が真価を発揮できていないこともあり、トップ下のポジションがやや手薄。鎌田が加入すればステファノ・ピオリ監督に積極的に起用される可能性もありそうだが、この移籍は実現に至るのだろうか。

ミラン加入が正式に決定すれば、2014年1月から2017年年7月まで在籍したMF本田圭佑以来の日本人選手となる。

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