グラスホッパーの元日本代表MF川辺駿が直接FKを決めた。

川辺は13日に行われたスイススーパーリーグ第33節、ホームでのルツェルン戦に先発フル出場。今季9得点目となる先制ゴールを挙げている。

両チーム無得点で迎えた68分、グラスホッパーはボックス左角付近でFKを獲得すると、川辺は壁の外側を巻いてニアでショートバウンドする低弾道の速いキックを選択。飛び込んだドミニク・シュミットは触れなかったが、ボールはそのままゴールへと吸い込まれた。

川辺にとってはリーグ戦14試合ぶりとなる得点だったが、それでも9ゴールはチームトップ。アシスト数も「8」を記録しており、こちらはリーグトップと「1差」の3位タイだ。

GKの好セーブに川辺の一撃で報いたグラスホッパーは、76分にノア・ロースリーが追加点を挙げて2-0と3試合ぶりの白星を手にした。

残り3試合でチャンピオンズリーグ圏内の2位までは8ポイント差と難しい状況だが、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選の出場権が与えられる4位までは3ポイント差。十分に可能性を残している。ウォルバーハンプトンからの期限付き移籍中の川辺にとっても、去就判断の材料となるだろう。

なお、同じくグラスホッパーに所属するDF瀬古歩夢はフル出場、DF原輝綺は76分から途中出場を果たしている。

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