開幕30周年を記念してこれまでの歴史を回顧する『J30ベストアウォーズ』が15日に行われ、最優秀選手賞(MVP)をはじめとした各賞が発表された。

 1993年5月15日に開幕したJリーグは今年で節目の年を迎える。記念の年に行われる同企画では、ファン・サポーターの投票をもとに30年の歴史の中から「MVP」「ベストイレブン」「ベストマッチ」「ベストシーン」「部門別ベストゴール」が発表された。

 最優秀選手賞(MVP)は、J1通算歴代最多出場記録を持つジュビロ磐田遠藤保仁が受賞。ベストイレブンには初代最優秀選手を受賞した三浦知良や、「アジア最高のリベロ」と称された井原正巳のほか、J1最年長選手の北海道コンサドーレ札幌小野伸二といった現役選手らが選出された。なお、ベストアウォーズ各賞の受賞者にはJリーグより記念のオーナメントが贈られる。

 各賞の受賞者は以下の通り。

◆■MVP

<ポジション、氏名、最終所属()内Jリーグ最終所属>
MF遠藤保仁ジュビロ磐田

◆■ベストイレブン

<ポジション、氏名、最終所属()内Jリーグ最終所属>
GK川口能活SC相模原
DF井原正巳浦和レッズ
DF内田篤人鹿島アントラーズ
DF田中マルクス闘莉王京都サンガF.C.
DF中澤佑二横浜F・マリノス
DF松田直樹松本山雅FC横浜F・マリノス
MF遠藤保仁ジュビロ磐田
MF小野伸二北海道コンサドーレ札幌
MF中村憲剛川崎フロンターレ
MF中村俊輔横浜FC
FW三浦知良:オリヴェイレンセ/ポルトガル横浜FC

◆■ベストマッチ

2011Jリーグ J1リーグ戦第7節川崎フロンターレ 1-2 ベガルタ仙台
2011年4月23日(土)等々力東日本大震災発生後のリーグ戦再開試合)

◆■ベストシーン

ストイコビッチ雨中のリフティングドリブル」
1994JリーグNICOSシリーズ第11節9月17日(土)名古屋vs市原(長良川
ストイコビッチ名古屋

◆■部門別ベストゴール

得点者(ポジション/当時所属):対象ゴール

●ボレー/オーバーヘッド部門
エムボマ(FW/G大阪):1997 Jリーグ1stステージ第1節4月12日(土)G大阪vs平塚(万博)72分

テクニカル部門(トラップ、ドリブル、ループ等)
レオナルド(MF/鹿島):1995 JリーグNICOSシリーズ第19節11月1日(水)鹿島vs横浜F(カシマ)83分

●ミドル/ロングシュート部門
久保竜彦(FW/横浜FC):2007J1リーグ戦第1節3月3日(土)浦和vs横浜FC(埼玉)44分

フリーキック部門
中村俊輔(MF/横浜FM2016明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節4月2日(土)G大阪vs横浜FM(吹田S)40分

●ヘディングシュート部門
山岸範宏(GK/山形):2014J1昇格プレーオフ準決勝11月30日(日)磐田vs山形(ヤマハ)90+2分

●その他部門(パスワーク等)
大島僚太(MF/川崎F):2018明治安田生命J1リーグ第30節10月20日(土)川崎Fvs神戸(等々力)69分

MVPを受賞した遠藤保仁(写真は2014年12月のもの) [写真]=Getty Images