1909年に初めてのヘアカラー製品を発売して以来、ヘアスタイリングの進歩に貢献してきたプロのヘアアーティストのためのブランドであるロレアル プロフェッショナルは、働くすべての人が企業ブランドを尊重しつつ、その人らしいスタイルや髪色で働くことのできる自由な社会の実現を目指し、「髪色自由化プロジェクト」を発足いたします。このプロジェクトには、プラザスタイル カンパニーなど幅広い業種の企業にご賛同いただいております。
プロジェクト詳細:https://www.loreal-professionnel.jp/campaign/kamiiro-jiyuuka/index.html

■自分らしい髪色で働き、自由な社会の実現を目指す「髪色自由化プロジェクト」

「髪色自由化プロジェクト」は、ロレアル プロフェッショナル イノアカラー主体のプロジェクトで、働くすべての人が、企業ブランドをリスペクトしつつその人らしいスタイルや髪色で働くことで、多様性に寛容で、より自由な風通しの良い社会の実現に貢献することを目指す取り組みです。変化のスピードが速い現代、職場で特定の髪色のみを認めるという、これまで日本で一般的だった慣習が現代の社会が目指す流れに合っているのか、見直す時期に来ているのではないでしょうか。また、従業員が個性を発揮できる環境を提供することは、エンゲージメントの改善や採用にもプラスに働くことで、ひいては事業全体に良い影響をもたらす可能性もあると考えています。

■意外と髪色は重要ではない?950人に髪色規定に関する調査を実施

発足にあたり、ロレアル プロフェッショナルでは、さまざまな業種で仕事をされている方々と人事担当者(合計950名)に髪色規定に関する調査を実施しました。

<調査結果サマリー

1. 髪色規定のある企業は約74%(8業種)

2. 髪色規定があることで、好きな髪色に染められていない人は約半数以上

3. お店や取引先企業が、自由な髪色でも気にしない人は意外にもなんと90%以上

4. なんらかの髪色規定がある会社で働く人事担当者の90%以上が髪色規定に違和感を覚えている

5. 人事担当者が髪色規定を設ける理由1位は「清潔感」

6. 髪の清潔感で必要な要素は「髪色が暗いこと」よりも「髪のツヤ」が大事

1. 8業種で髪色規定のある企業は約74%

現在の勤務先に髪色に関する規定があるか聞いたところ、『明確な規定がある』『明確にはないが、暗黙のルールがある』と回答したのは、全体の73.6%(図1)と多数を占めました。業種別で見ると『規定がある』と答えたのは、「航空関係」が88%で最も高く「接客業(販売全般)」は45%という結果になりました。また、『明確にはないが、暗黙のルールがある』と答えたのは「公務員(教職以外)」が64%、「保育士」が57%、「教員・教師」が66%(図2)と、一般的に堅実なイメージを持たれている業種が高い傾向となりました。

また、髪色の自由度を10段階で尋ねた調査(図3)によると、「航空関係」で自由度が低いと見受けられる5以下と答えたのは92%でした。

図1
図2
図3

2. 髪色規定があることで好きな髪色に染められていない人は約半数以上

髪色に関する明確な規定があり、勤務先の規定内のレベルで髪を染めているものの、規定により好きな色に染められていない人は全体で51.6%とう結果になりました。また、髪色に関する規定が明確にはないものの、暗黙のルールがあるため、好きな色には染められていない人も52.5%という結果に。勤務先の髪色規定により、自分らしいスタイルを実現できていないと感じている人が約半数以上いることが分かりました。

3. お店や取引先企業が自由な髪色でも気にしない人は意外にもなんと90%以上

「普段やプライベートにおいて、もしもお店や取引先企業の方が自由な髪色をしていると気になりますか」という質問に対しては、『仕事がちゃんとしていれば特に気にしない』と答えた人が全体で最も多く69.5%、次点で『まったく気にしない』が16.3%と、自身が客側に立った場合には気にしない人が多く、「気になる」と答えた人はわずか7.7%という結果になりました。(図4)

図4

4.なんらかの髪色規定がある会社で働く人事担当者の90%以上が髪色規定に違和感を覚えている

人事担当者によると、約60%が『明確な髪色規定がある』か、『明確な規定はないものの暗黙のルールがある』と回答(図5)し、そのうち『髪色規定に違和感を覚えたことがある』と回答した人事担当者はなんと90%以上という結果になりました。

図5

5.人事が髪色規定を設ける理由1位は「清潔感」

髪色に関する就業規則を定める理由・背景を1位~5位まで人事担当者に選択してもらったところ、1位に挙げられたのは『清潔感を保つたが44.8%と最多、2位でも『清潔感を保つため』が24.1%と2番目に多く、『清潔感を保つためを1位・2位に選んだ人事担当者は合計で約7割に上りました。このことから、清潔感が保たれていれば、髪色規定について緩和できる可能性があることが示唆されました。(図6)

図6

6.髪の清潔感で必要な要素は「髪色が暗いこと」よりも「髪のツヤ」が大事

髪において清潔感を与えるのに必要だと思う要素としては、『髪の艶(パサつきなくまとまっている)』が最も高く全体で80.1%となりました。特に、「接客業(販売全般)」(89%)、「オフィスワーカー(営業)」(85%)が最も高く、お客様の前に出る業種の人こそ、髪の艶やまとまり感を重視していることが分かりました。(図7)

図7

また、ダメージに配慮し、染める前よりも艶やかになるカラー剤があれば、髪色規定に関する意識が『変わると思う』『どちらかといえば変わると思う』という人はあわせて84.3%と高く、社会人として重要視されているのは髪色よりも、むしろ髪の艶やまとまり感といった清潔さであることも示されています。

【調査概要】

■8業種調査(インターネット調査)

調査エリア:全国

調査対象者:23歳~49歳 女性

回収サンプルサイズ:750サンプルサイズ

調査期間:2023年3月6日(月)~3月10日(金)

調査実施機関:楽天インサイト株式会社

■人事担当者調査(インターネット調査)

調査エリア:全国

調査対象者:23歳~60歳 男女

回収サンプルサイズ:200サンプルサイズ

調査期間:2023年2月16日(木)~2月17日(金)

調査実施機関:楽天インサイト株式会社

■「髪色自由化プロジェクト」サポーターにスキージャンプ選手・高梨沙羅さんが就任

髪色自由化プロジェクト発足にあたり、サポーターにスキージャンプ選手の高梨沙羅さんが就任。スポーツ選手も業界に明確な髪色規定はないものの、競技によって、また、世間やファンからの「スポーツ選手はこうあるべき」という理想から、高梨さん自身も髪色や容姿について悩むこともあったそうです。今回、サポーターに就任することで、そういった悩みを抱えていた高梨さんだからこそ、このプロジェクトの社会的意義を発信していけると考え、就任の依頼に至りました。

配信元企業:日本ロレアル株式会社

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