ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムのプロデューサーを務める青沼英二5月12日、海外メディア「Polygon」のインタビューにて、『ゼルダの伝説』シリーズの映画化に言及した。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のプロデューサー・青沼英二氏が「ゼルダの映画化」に言及_001
(画像は プロデューサーの青沼英二がプレイする『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』 – YouTubeより)

 このたび海外メディア「Polygon」にて実施されたインタビューは、公開されたインタビューと同日に発売され話題沸騰中のNintendo Switch用ソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』について語るというもの。インタビューには青沼英二氏と共にディレクターを務める藤林秀麿氏が同席している。

 『ゼルダの伝説』シリーズの映画化に関しては同インタビューの末尾にてコメントしている。具体的には『ゼルダの伝説』と同じく任天堂が手がけるアニメ映画ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの大ヒットを受けて「『ゼルダの伝説』の映画化に期待していますか?」という質問への回答として言及されたかたちとなっている。

 質問を受けて青沼英二氏は「正直に言って興味はある」と語り、同時に「残念ながら、私が興味を持つだけでは、映画化に至らない」と語った。これを受けて藤林秀麿氏は「映画化に関しては、ファンの声が重要かもしれない」と述べ、現実的なコメントながら“映画化される可能性も残されている”ことが伺えた。

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(画像は開発者に訊きました : ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム|任天堂より)

 インタビューでは上記の質問のほか、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のコンセプトや、本作より導入された新要素の開発経緯、ゼルダの伝説 ムジュラの仮面との比較などが語られている。

 たとえば、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のコンセプトは「プレイヤーに更なる選択肢を与える」というもので、掛け算のゲームプレイ」を意識して開発されたというエピソードや、本作における「スクラビルド」「ウルトラハンドに通ずる“ものをくっつける”能力が前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の時点で考案されていたことなど、貴重な開発秘話が楽しめる。

 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』については本インタビューのほか、任天堂による公式の開発エピソードを語るインタビューシリーズ「開発者に訊きました」での記事も公開されている。作品のバックグラウンドを知ることで、より豊かに『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を楽しめそうだ。

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