公益財団法人がん集学的治療研究財団が、患者のみならず、がんに罹患していないAYA世代(Adolescent and Young Adultの頭文字をとったもので、主に15歳~30歳代までの世代)も「がんのコト」を正しく楽しく知ることができるイベント「がんフェア2023 ~AYA世代と共に~」を2023年6月17日(土)、8日(日)の2日間、東京体育館サブアリーナで開催する。

【写真】メインステージイベントに登場予定の矢方美紀さん

ハイブリッド型イベント(リアル×オンライン)として、今回のメインステージの模様は当日、公式サイトなどでライブ配信が行われるため、遠方の人でも楽しむことができる!

■未来を担うAYA世代に向けて「がん」を知ってもらうイベント企画

若者を中心とした世代(AYA世代)にとって「がん」は遠い存在に感じるかもしれないが、今、日本では2人に1人が「がん」になると言われている。自分や大切な人、共に働く職場の人が、ある日突然「がん」になったらどうするか?また、AYA世代が「がん」に罹患してしまうと、進学・就職・結婚・出産・子育てに影響が出て、社会的にも大きな問題となる。今回のイベントは、まずは「がん」に興味を持ってもらい、楽しく正しく「がんのコト」を知ることができる場を作りたい、という思いから企画された。

日時:2023年6月17日(土)、18日(日)10:00〜18:00

会場:東京体育館・サブアリーナ(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)

主催:(公財)がん集学的治療研究財団

協賛:大鵬薬品工業(株)、オイシックス・ラ・大地(株)、(株)グッドバンカー、(株)HIROTSUバイオサイエンス

協力:(一社)AYAがんの医療と支援のあり方研究会、(株)資生堂NPO法人J.POSH、ソニー生命保険(株)、(株)マジックハンズ

後援:渋谷区東京都、(公社)東京都医師会、(公社)東京都看護協会、東京都社会保険労務士会、(公社)日本医師会、(一社)日本乳癌学会、(公社)日本婦人科腫瘍学会

■メインステージイベント

■タレントとドクターのプレミアムトークショー

矢方美紀さん(声優・タレント)

SKE48としての活動終了後、テレビ、ラジオ出演・ナレーション・MC・講演会活動に加え、声優として活動中。25歳の時にステージ2Bの乳がん発覚により、左乳房全摘出・リンパ節切除をし、治療を続けながら、乳がん早期発見・セルフチェックの重要性を伝えるとともに、日常生活を送る姿をSNSや各種メディアを通じて日々発信をしている。

中山祐次郎先生(外科医・作家・くつした収集家)

湘南医療大学保健医療学部臨床教授。都立駒込病院で研修後、大腸外科医師として勤務後、2017年2月から福島県高野病院院長、総合南東北病院外科医長、2021年10月から神奈川県茅ヶ崎市の湘南東武総合病院で手術の日々を送る。資格は消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医(大腸)、外科専門医など。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は「医者の本音」、小説「泣くな研修医」シリーズなど。

■カップルでも楽しめる・Z世代に楽しめる→自分らしくあるために・ジェンダーレスメイクショー

自分らしさや個性、考え方や価値観の違いについて認め合うことの大切さを伝え、美容技術を通し人々にとってより良い社会の実現を目指します。(株)資生堂 協力

その他、専門家によるステージイベント、フィットネスイベント、協賛企業ステージ多数あり。

■来場者無料体験ブース

・とろけるリンパマッサージ体験:東京都心のホテルスパクオリティの「リンパの女神」マッサージ体験

・ワクワクパーソナルカラー診断(R):診断後→似合うアイカラー体験&カラーマスク提供

・似合う眉体験:誰からも好まれる眉のアドバイス

・癒しのタッチケア:免疫力が高まるタッチケア

・ワークショップ:子宮頸部細胞採取ブラシの組紐アクセサリー作り体験

■知るブース「がん」にまつわるetc

ブースでは「がんとは何か」「がんは治るのか」「先進医療とは」といった知識を得ることができる。

■専門家による無料相談コーナー(体・仕事・お金・運動のコト)

看護師社会保険労務士・ライフプランナー・トレーナーの相談窓口を設置。普段気になっていても、わからなかったことを、専門家に直接相談できる。

■AYA世代が直接企画に参加!当日ステージイベントも

多くの若者に「がんのコト」をどう伝えていくべきか?難しい説明では伝わりづらいため、若者の視点で企画検討を実施。メンバーは、Instagramで8000人フォロワーを持つアカウント保持者や、学生起業家などで、InstagramやYouTubeで独自に情報発信を行っている。

チーム名:Youth to youth(略してY 2 Y)は、「若者から若者へ」という意味。同じ世代だからこそ共感できる内容でがんのコトを伝えたいという思いからできたチーム名。

■がん集学財団とは

40年以上、がんの臨床試験を全国の病院(延べ約7000病院)と実施し、がん患者約4万5000症例の臨床データを解析して、がん治療に関する情報を国内外に発信すると共に、未来のがん医療をより良くするために頑張っている、若い研究者の支援事業や、医療機器の開発支援も行っている。

今回のイベントについて、担当者に話を聞いてみた。

「(イベントの意図や狙い、ターゲットは?)これまで、患者さんに向けたイベントは多くありましたが、『がん』を遠い存在だと思っている人々に対したがんイベントは少ないことから、これからの日本を創るAYA世代に向けて、まずは『がん』に関心を持っていただき、検診の重要性・日々の生活・罹患してしまった場合にどうすべきか、実際の経験者のリアルな話などを聞き、学んでいただきたいと思いました。2人に1人が『がん』になると言われる現代。がんと共に生きる社会として、イベントを開催する運びとなりました」

若い世代にとっても決して遠い存在ではない「がん」のことを、楽しく正しく知ることができる今回のイベントは、自分だけではなく周りの大切な人のことを理解できるきっかけになるかもしれない。少しでも気になる人は参加してみよう。

がんのコト、ちゃんと知ってれば怖くない