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X JAPAN」や「THE LAST ROCKSTARS」での活動の他、ソロでもグローバルに活躍中のYOSHIKIが日本時間16日、米ロサンゼルスのグラミーミュージアムにて「YOSHIKI クラシカルワールドツアー発表会見」を開催した。会見は基本英語でやり取りされ、現地取材に加えて日本など会場外からはオンラインで記者たちが参加した。

YOSHIKIクラシカルワールドツアー『YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY – World Tour with Orchestra 2023 ‘REQUIEM’(レクイエム)』はYOSHIKIが昨年他界した母親に捧げるものだ。「昨日は母の日でしたね」と現地時間15日夕刻の会見に登場したYOSHIKI。「今回のツアーのタイトルは『REQUIEMレクイエム、鎮魂)』ですが、昨年母を亡くしまして、何もできなくなってしまいました。いろいろなライブや番組の出演を見合わせ、医師にも診てもらい、何日間も泣いていました」というYOSHIKIが「前進しなくてはいけない」と自分を奮い立たせて作曲したのが楽曲『Requiemレクイエム)』だそうだ。「前進するためには(このツアーが)必要だと思いました。私を支えてくれたファンへの感謝も込めて、今回のツアーを実施する運びとなりました」とツアー開催の経緯やその思いを語った。

同ツアーの会場には東京ガーデンシアター東京都江東区)の他に、世界の音楽の殿堂として知られる米ニューヨーク・カーネギーホール、150年以上の伝統を築いてきた英ロンドンロイヤルアルバートホール、そしてアカデミー賞の授賞式の会場として有名な米ロサンゼルス・ドルビーシアターも含まれているが、この歴史的な3会場すべての会場でコンサートを行うのは日本人としてはYOSHIKIが初とのこと。

これにつきYOSHIKIは「やっぱり緊張しますね」と率直な心境を述べてから「母に世界を見せたい、世界のすべてをあげたいと思い、私のキャリアをもっと世界的に広げていきたいと努力をしてきました。(その反面)母のそばに常にいることができませんでした。今後はさらに一生懸命頑張って、私のすべてを母に捧げたいという気持ちでいます。(歴史的な3会場でコンサートを実施するのは)それだけやる価値のある挑戦で、私にとって大きな成果になると考えています。今回のコンサートを終えれば母も誇らしく思ってくれるでしょう」と続けた。

YOSHIKIクラシカル公演のワールドツアーを開催するのは、2014年の『YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR』以来となる。また今年の公演は世界10か国のiTunesクラシックチャートで1位を獲得したアルバム『Yoshiki Classical』の発売10周年を記念したコンサートとして開催される。

新曲『Requiemレクイエム)』は7月21日にリリース、さらに翌週28日には8年ぶりのX JAPANの新曲『Angel』をリリースすることもYOSHIKIの口から発表された。

同ツアーの開催日程と会場は、2023年10月7日、8日、9日に東京ガーデンシアター(日本)、13日にロンドンロイヤルアルバートホール(英国)、20日にロサンゼルス・ドルビーシアター(米国)、28日にニューヨーク・カーネギーホール(米国)となる。これを会見で自らアナウンスしたYOSHIKIは「今、何も見ないできちんと日付を記憶していましたね。すごくないですか?」とお茶目に問いかけていた。

(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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