コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、小畠泪さんの漫画「限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話」だ。

【漫画】「本当はダメ人間なの」女子大生の言葉に涙する限界OLの本音とは

4月22日に投稿されたツイートには、15万いいねを超える反響があり、「レベルが高すぎる!」「新連載の1話だと思った」「続きが早く読みたいです」といったコメントが集まっている。作者の小畠泪さんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。

■漫画「限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話」のあらすじ

主人公の瀬川さんは、誰からも頼られて何でもこなせるバリバリのキャリアウーマン。どんなに忙しくても決して顔には出さず、悩んでいる後輩のフォローもするけれど…内心、自分の余裕の無さに落ち込み、強い女性を演じることが疲れてしまう夜もある。

ある日の帰り道、自宅に帰ると隣に住む安藤さんと男性が揉めているところを発見。挨拶程度の顔見知りではあったが、彼女の困った表情を見て友人を装い「今日何時ごろ来る?宅飲みする予定だったよね。あ、彼氏さんもご一緒されます?」と話しかけ、家に避難させることに。

安藤さんを部屋に入れお茶に誘うも、ドアを開けた瞬間絶望する…。あまりの部屋の汚さをばっちり見られ青ざめるも、安藤さんから「お礼に手伝います!」との言葉が。掃除が苦手な瀬川さん、自分の弱さを見せてしまった恥ずかしさから、「これでも会社ではちゃんとしてるの、みんなにも頼られるし…」と話し出すと、安藤さんから思わず涙してしまう一言が…。

Twitter上では「紙のコミックで保管したい」「商品ページはどこにありますか」などの声が続々と寄せられ、さらに「だめな所に気付いてくれる存在も大切」「私も仕事が辛くて…何か涙出てきました」「強くなくてもいいのかな」など、主人公に共感するコメントも集まった。

■小畠泪さんへのインタビュー

――「限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話」は15万いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。

正直この話を描いた当初はこんなに反響をいただけると全く思っていなかったので、すごく驚いています。バズるときって最初はいいね数の伸びは落ち着いてるんですけど、1万いいねあたりから速度が上がって5万いいねあたりで「これは10万いくかもしれない…」とびくびくしていました。15万人以上の方が私の漫画にいいねを押してくれたと思うと、本当にめちゃくちゃ嬉しいです、ありがとうございます!

――「限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話」について、作品やテーマが思いついたきっかけがあればお聞かせください。

テーマに関してはここ最近自分の商業誌での活動がうまくいっていなかったので、とりあえずあまり深く悩まずにかけるものを、という意識で描きました。あとは知人が常になにか描いておいた方がいいと言っていたことが一番のきっかけだと思います。

――「限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話」に込めた思いがあればお聞かせください。また、この作品を通して、読者に伝えたいことはありますか?

本当に直感で思いついた話に近いので、ちゃんとした伝えたいことなどはありません。ただ感想を読ませていただいているとキャラに共感してくれる方がすごく多かったので、もしこの漫画を読んでお仕事を頑張れる方がいらっしゃったなら、とても嬉しいです。

――今後の目標や抱負、展望があればお教えください。

できるなら私の漫画を好きと言ってくれた人、一人一人にお礼を言いたいです。本当にありがとうございます。リプライも全部目を通しましたし、引用リツイートも全部見させていただきました。皆さんに忘れられないうちにまたいっぱい絵を描きたいと思いますので、良ければ待っていてください!

――作品を読んでくれている読者や、フォロワーにメッセージがあればお願いします。

まずは一度もしたことがないので連載をしてみたいです! 今回本当にいろんな方に続きが読みたい、お金を出したいと言っていただけたので、どうにかしてその気持ちに答えられるように頑張ります!

限界OLが女子大生に部屋片付けてもらう話/画像提供/小畠泪さん