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新田たつお「静かなるドン」の続編となる新シリーズ「静かなるドン-もうひとつの最終章-」が、本日5月17日発売のグランドジャンプ12号(集英社)でスタートした。

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「静かなるドン」は昼はサラリーマン、夜は関東最大の暴力団新鮮組三代目総長という近藤静也が、この世からヤクザをなくすという理想を胸に奮闘する任侠コメディ1988年から2013年まで週刊漫画サンデー実業之日本社)で連載された。単行本全108巻の紙版の累計発行部数は4600万部以上を誇り、近年は電子書籍で売り上げを伸ばしている。これまでにTVドラマ化、映画化などさまざまなメディア展開が行われており、現在伊藤健太郎主演による新たな実写映画も公開中だ。

今回の連載のきっかけは、グランドジャンプで発表された山下和美のドキュメンタリー作品「世田谷イチ古い洋館の家主になる」とのコラボ読み切り「世田谷イチ古い洋館に来た静かなるドン」の執筆。新田は山下が主催する明治建築・旧尾崎邸保存活動にも協力しており、2022年に発表された同読み切りでは「静かなるドン」のキャラクターたちが洋館購入までの様子を振り返る様子を描いた。

今号では「静かなるドン-もうひとつの最終章-」が表紙を飾っており、巻頭カラー40ページで登場。同作はゼブラック、ヤンジャン!での1話売りも行われる。さらに「静かなるドン」集英社版の電子書籍の配信もゼブラック、ヤンジャン!でスタート。本日1巻から36巻までが配信されており、以降の巻は順次追加されていく。

「静かなるドン-もうひとつの最終章-」第1話扉ページ (c)新田たつお