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きょう17日は広く晴れて、5月とは思えない厳しい暑さに。仙台市東京都心、名古屋市は今年初めて真夏日(最高気温30℃以上)となりそうです。前橋市では猛暑日(最高気温35℃以上)となるでしょう。

広く晴天 厳しい暑さに

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きょう17日、本州付近は南から高気圧に覆われて、北海道から九州にかけて広く晴れるでしょう。北日本から西日本の上空1500メートル付近には17℃から20℃と、平年より8℃から10℃くらい高い空気が流れ込み、5月とは思えない暑さとなりそうです。また、山越えの気流によるフェーン現象の影響も加わり、関東の内陸部では猛暑日になる所もあるでしょう。

最高気温は、平年を上回り、真夏並みの所もありそうです。仙台市東京都心は30℃、名古屋市は33℃と今年初めて真夏日となるでしょう。東京都心で5月中旬までに真夏日になれば、2004年(5月11日)以来19年ぶりのことです。

関東の内陸部ではさらに気温が上がり、前橋市では全国で今年初めて35℃以上の猛暑日になるでしょう。前橋市で5月中旬までに猛暑日になれば、1993年(5月13日)以来30年ぶりのことです。

湿度は低く、カラッとした暑さですが、体が暑さに慣れていない時期に急に暑くなると熱中症になりやすくなります。熱中症対策をしっかりとなさってください。こまめに水分をとりましょう。

沖縄は雲が多く、所々で雨や雷雨がありそうです。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

熱中症予防のポイント

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

17日 晴れて危険な暑さ 東京都心で真夏日 全国で今年初の猛暑日も 熱中症に警戒