橋本環奈が主演を務める火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系) の第5話が5月16日に放送された。契約結婚ながら、互いへの思いが深まっていく綾華(橋本)と東郷(山田涼介)。しかしその先は、すんなりとはいかない模様で、キュンとするシーンと不安が渦巻く展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】綾華(橋本環奈)を尾行する東郷(山田涼介)

■綾華と初恋の人・神山を尾行する東郷

同ドラマは、わたなべ志穂による同名漫画が原作。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華(橋本)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女性との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田)が繰り広げる胸キュンラブコメディー。

綾華の初恋の人・神山絢斗を坂東龍汰、東郷の高校の同級生でハチこと秋田幸司を森永悠希、岡田小夜を小林涼子。ほか、綾華の家族として、両親をりょうと塚地武雅、弟妹を長尾謙杜(なにわ男子)、田仲陽成(ジャニーズJr./Go!Go!kids)、高橋奏琉(ジャニーズJr.)、宮崎莉里沙、東郷の両親を松嶋菜々子と利重剛が務める。

綾華と神山の関係を気にする東郷。第5話は、動画撮影を休みたいと言った綾華を怪しみ、後をつけると綾華は神山と会っていた。2人が楽しそうにショッピングする姿を見て、東郷は寂しそうな表情を浮かべた。

■綾華のサプライズに頬がゆるむ東郷だったが…

しかし、実は綾華は東郷の誕生日を祝うための準備をしていたのだ。ハチに仕事の会食だと言われて向かったレストランで綾華がいたときの驚きからの喜び。そして自分のために選んでくれたプレゼントを見て、また頬がゆるんでしまう東郷だった。

ところが、そのレストランに東郷の母・静(松嶋)が現われたことで、事態は一変する。息子にお祝いが言いたかったという静だが、東郷の顔は曇り、綾華の手を取ってレストランを出た。外に出てから東郷の息が荒くなっていることを綾華は心配した。

■つらい思いを打ち明けた東郷を綾華が抱きしめる

帰宅した東郷は、自分が父・智宏(利重)の愛人の子であると打ち明けた。実母の入院をきっかけに引き取られてから親戚の間で肩身の狭い思いをするなか、守ってくれた静のことを慕っていた東郷。

静のためにも跡取りとして頑張ろうと思っていたが、ある日、実母の墓参りで、静が「東郷を生んでくれてありがとう…もっと早く死んでくれたらよかったのに」とつぶやいているところを見てしまった。「残酷で、平気で人を傷つける」という静の本当の姿を知ってしまったのだ。

「俺には本当の家族がいないんだ」と涙ぐんだ東郷のことを、綾華はぎゅっと抱きしめ、「大丈夫。私がいるから」と言った。

■まさかの人物同士が結託!?

さらに心が近づいていく2人。「社長と呼ぶの、やめろ」と言って照れくさくて自室に飛び込む東郷と、呼び方を練習する綾華もかわいい。ただ、素直になれない本人たちとはまた別の原因からも2人の距離を接近させてはくれない。

綾華は、仕事でミスをした後輩の責任はマネジャー代理の自分にあり、後輩が辞めるよりも自分が辞めた方がいいだろうと考え、それを東郷に打ち明けた。社長としての視点と、綾華が仕事にやりがいを感じていることを知る東郷は、話の流れで「俺たちは本当の夫婦じゃない。たった1年の契約結婚なんだ」と言ってしまう。

ここにきて“契約”が重くのしかかる様子がもどかしい。さらに、ラストでは、静と神山が会い、「今の倍いただけたら、すぐ落としますよ」という場面が映し出された。

キュンが増す2人に暗雲が垂れ込める展開。タイトル略称の「#王ささ」がTwitterのトレンド入りする反響となり、「王ささ最高すぎた」「今日もキュンをありがとう」の一方、「神山くんとお義母様に繋がりがあったとは驚いた」「神山くんが悪者っぽいの何気に衝撃…」などの感想が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

綾華(橋本環奈)と東郷(山田涼介) のハグ!/ (C)TBS