ユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)が2023-24シーズン終了後の引退を発表した。
インテルの下部組織で育ち、トレヴィーゾ、ピサ、ジェノア、バーリ、ミランでプレーしたボヌッチ。ユベントスには2010年7月から2017年7月とミランでのプレーを挟んで2018年8月からの2度在籍した。
ディフェンスリーダーとしてプレーし、ユベントスでは500試合出場を達成。37ゴールを記録しており、セリエAでは通算429試合に出場し32ゴールを記録している。
イタリア代表としても120試合に出場したが、イタリア代表が2大会連続でワールドカップ出場を逃したこともあり、1試合のプレーに終わっている。
ボヌッチは、2019年に5年契約をクラブと結んだが、その契約が満了を迎える2024年夏に現役を引退する旨をクラブの公式YouTubeチャンネルで明かした。
「このユニフォームを着て、12年間夢を見ているような気分だった」
「僕がこれまでやってきたことは全て、この第二の皮膚のようなユニフォームのためだった」
「心の中にはまだ小さな男の子がいて、このシャツを着てフィールドに出ることができてとても喜んでいる。それが夢だったし、その夢が叶った」
ユベントスではジャンルイジ・ブッフォン、ジョルジョ・キエッリーニ、アンドレ・バルザーリとともに屈強な守備陣を形成し、セリエA9連覇を達成。ボヌッチはミランにいた1年以外の8度の優勝に貢献していた。
「来年僕がプレーを辞めたら、守備的な時代の終わり、それはイタリアのスタイルの終焉になるだろうね」
「偉大な選手たちと一緒にいることは誇りだ。バレージ、ネスタ、マルディーニ、カンナバーロと同じように、将来多くのディフェンダーが僕たちをアイドルだと思ってくれることを願う」
「それは僕たちが多くのことを成し遂げ、多くの影響を与えたことを意味するだろう」
なお、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、引退をほのめかしたボヌッチの将来は不透明だとし、同僚のキエッリーニのようにヨーロッパの第一線を離れて海外でプレーする可能性があるとしている。
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