ミズノは、素材メーカーの日清紡テキスタイル株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 村田 馨、以下「日清紡テキスタイル」)と共同企画した、20%以上のストレッチ性を持つ綿100%生地採用の「ワークジャケット、ワークパンツ」を、ミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで5月20日に発売します。


総務省統計局が発表した令和2年国勢調査※1によると、日本の製造業就業者数は、約892万人といわれています。製造業で着用されるユニフォームに使用される素材は、天然繊維製と化学繊維製があります。ミズノは製造業向けユニフォームでのさらなる事業拡大を目指し、天然繊維製の綿100%素材で動きやすい製品開発を進めてきました。一般的に、綿100%でできた生地は、合成繊維(ポリエステルやポリウレタンなど)が含まれる繊維と比べて、ストレッチ性(伸び)とキックバック性(伸びた後の戻り)が低いといえます。
※1総務省統計局「令和2年国勢調査https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/index.html

今回採用している綿100%生地は、その課題を解決した、20%以上のストレッチ性※2と95%以上のキックバック性※3を持ち、これまで合成繊維(ポリウレタン・ポリエステル)を使用しなければ出せなかった機能性を実現しています。また、ミズノ独自のウエア設計『ダイナモーションフィット』を採用し、作業時の動きやすさを追求しています。
※2 ミズノ調べ ストレッチ性 (ヨコのみ)伸長率 ミズノ法 JIS L 1096準用
※3 ミズノ調べ キックバック性 (ヨコのみ)伸長回復率 JIS L 1096 準用 (試験直後・24時間後)

今回発売するワークジャケット、ワークパンツの販売目標は合計3,000枚です(発売から1年間)。

生地の特長

今回採用している綿100%生地は、伸縮性のある特殊なヨコ糸と、独自の織組織を融合させて改質加工を施すことで、綿100%でありながら日清紡テキスタイル史上最高レベルのストレッチ性とキックバック性のある生地を実現しています。

■伸縮性のある特殊な糸
生地の糸には、日清紡テキスタイル独自の特殊技術で紡績した特殊糸『ピュアツイスト』を採用しています。『ピュアツイスト』は、独自の特殊なより構造によって、綿100%でありながらバネのようなストレッチ性を実現しています。

 


■独自の織組織 
生地の織り方は、二重織を採用しています。表面と裏面のタテ糸でヨコ糸『ピュアツイスト』を包み込むような二重織構造にし、タテ糸による締めつけを減らすことで、『ピュアツイスト』のストレッチ性をより発揮しやすくしています。


■セルロースの分子構造にまで踏み込んだ加工
今回の生地は、横方向のストレッチ性とキックバック性を高めるために、セルロースの分子構造まで踏み込んだ液体アンモニア加工と改質加工(樹脂加工)を採用しています。
液体アンモニア加工によって、綿繊維を瞬時に改質し縮れさせることで、さらにストレッチ性を出しています。また、伸びた繊維が元に戻ろうとする改質加工(樹脂加工)をすることでキックバック性を出しています。

動きやすさを追求したウエア設計『ダイナモーションフィット』
ミズノ独自の『ダイナモ―ションフィット』は、人間工学に基づいた動作解析によるウエア設計で、作業時の動きやすさを追求しています。腕の曲げ伸ばしや肩の回旋、足の屈伸動作時の引きつれや圧迫感を軽減します。その結果、作業効率の向上を図っています。

▼「ワークジャケット、ワークパンツ」
URL:https://jpn.mizuno.com/working/products/wear/work_cotton

ミズノのワークビジネス
ミズノは、1997年からスポーツ品開発で培った技術や知見を活用した別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで約700社以上に納品しています。近年、企業などからの需要を受け、2016年3月からワークシューズを、2018年2月からワークアパレルを本格的に展開。2019年4月にはワークビジネス事業部を新設し、建設業、運輸業、製造業をはじめ、さまざまな業種へのさらなる拡大と商品ラインナップ拡充を進めワークビジネス強化に取り組んでいます。
2025年度には170億円の売上を目指しています。


(お客様のお問合せ先)ミズノお客様相談センター    TEL:0120-320-799

配信元企業:ミズノ株式会社

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